スピーキングでレスポンスをタイムリーに行う方法


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こんにちは。藤本です。

メルマガ読者からこんなご質問を頂きました。

Speakingのレスポンスをより早くタイムリーにできる方法はいかがですか?
センテンスメイキングがよりスムーズにできるようになりたいので教えていただきたいです!

 

スピーキングセクションでは、主に

1.質問が聞き取れなかった、意味が分からなかった

2.考えてもいないテーマについて質問をされた

3.答えたい内容はあるのだが英語が出てこない

という3つの理由で、沈黙の時間になってしまう、ということはありますよね。

 

ということで、本日は本番でのスピーキングでいかに沈黙を避けるかについて書いてみます。

 

1.質問が聞き取れなかった、意味が分からなかった場合

質問が聞き取れない場合、どんな英語の達人でも、答えることはできません。

このときに取るべき道は1つしかありません。

質問内容を聞き返すことです。

 

Pardon me?

I’m sorry?

Once more, please.

Could you say that again?

Could you repeat the question?

など簡単で良いので、聞き返すための5つぐらいのパターンを覚えておきましょう。

いつも同じ聞き返し方だと芸がありません。

 

でも、もう一度同じ質問をされてもやっぱり聞き取れない、あるいは聞き取れても意味が分からない、というケースがあると思います。

その場合は、別の表現で言い換えてもらいましょう。

 

I’m nor sure what you mean.

I didn’t understand your questions. What does that mean?

Could you rephrase the question?

Would you be more specific?

Would you put it another way?

など、言い換えてもらう表現もいくつか覚えておきましょう。

 

それでも意味が分からない場合は、自分なりに言い換えて確認をします。

You mean ・・・・. Is that correct?

 

ここまで確認をすれば大丈夫でしょう。

分からなくても、沈黙するよりは、何か質問を返す方がマシです。

 

2.考えてもいないテーマについて質問をされた

私は、スピーキング対策は、想定される質問に対して準備をすることを最大の柱としてお伝えしています。

だから、準備すればするほど、こういったシーンは減るとは思いますが、それでも全く想定していない質問は出題されるものです。

 

この場合の対応は、思いつかない、アイデアがない、という状況をそのまま英文にしてしゃべることです。

一番まずいのが、何も言わずにただ沈黙すること。

沈黙するぐらいなら、今の状況を伝えてから沈黙した方がはるかに良いです。

 

I’m not sure about that, but I would say ・・・

I’ve never thought about it before. So, I don’t have strong opinion about ・・, but I would say ・・・

That’s a difficult question to answer. Please let me think about it a little more.

I can’t come up with anything. Could you give me an example?

 

下から2つ目は、断っておいて時間をもらうという反則技ですが、何も言わずにただ沈黙するよりは、ずっとマシです。

一番下は、試験官に助けを求めるというさらなる反則技です。

私も試したことがないので、上手く行くかは分かりませんが(笑)、優しい試験官なら助け舟を出してくれるかもしれません。

もちろん言うまでもないですが、連発は禁物です。

 

3.答えたい内容があるのに英文が出てこない

言いたい内容があるのに英文が出てこないとき、私の経験上、それは主語がきっちりと言えていない場合が多いです。

以前にもこんな記事を書きました。

スピーキングのコツ、それは主語にある!
こんにちは。藤本です。 スピーキングで、思ったように英語が口から出てこないというのは、ほとんどの人の悩みだと思います。 言いたいことがあるのにとっさに英文が頭の中で作れない、みたいな。 私も特に留学前、そういった傾向が強かったのです。 が、...

 

こちらの記事でも書いたのですが、英文は主語がカチッと出てきた場合は、その後の英文は割とスラスラ言えることが多いです。

だから、色んな質問を想定して、主語だけパッと出せるようになる、というのは良いトレーニング方法です。

 

さらにIELTSの質問は、ある程度パターンがあります。

主にYesかNoかで答えられるクローズドクエスションと、What, When, Where, Who, Why, Howの5W1Hで聞かれるオープンクエスションですね。

このうち、英文が出てきにくいのがオープンクエスションです。

 

そこで、Whatで聞かれたらこういう始まりの文章で答える、Whyで聞かれたら最初の数語はこう返す、というパターンをある程度テンプレート化しておくことで、英作文が楽になることがあります。

 

例えばPart2で

Who were with you at the party?

と聞かれたときに、

The person who attended the party with me was my younger brother.

と答えられますが、このときの

The person who ~ was ~

という表現はWho?と聞かれるどの設問でも使える表現ですね。

 

こんな感じのテンプレートをいくつか準備して覚えておくと、主語は出やすくなり、その後の文章も出やすくなります。

ここでも、1つしか表現のバリエーションがないと、何度も同じ表現を使うことになるので、なるべく複数の表現を準備しておくようにしましょう。

 

 

ということで、今回はスピーキング本番で咄嗟の一言を出すポイントでした。

IELTSのスピーキングは暗記科目と割り切った方が良いです。

上記のような反応の仕方も含めて、しっかり暗記して準備しておくようにしましょう。