「暗記モノが増えると使わないものから忘れていく、、、のサイクルに悩んでいます」

こんにちは。藤本です。

メルマガの読者さんからこのようなお悩みを頂きました。

覚える単語は日増しに増えますが、それを使う場面がありません。

せっかく覚えた(であろう)単語を使う機会をどのように作ればよいのでしょうか。

単語を覚えることはIELTSの試験や海外生活で出てきたときに反応できるように貯蓄するものだと思うのですが、使わなければ忘れてしまいます。

また、ライティングやスピーキングなど各対策で暗記モノが増えると使わないものから忘れていく…のサイクルに悩んでいます。

この解決策として何かご提案をいただけましたら幸いです。

 

IELTS対策では覚えることが膨大にありますよね。

単語、文法ルール、ライティングのテンプレート、スピーキングのスクリプト・・・

これらを覚えた後、どのように記憶を維持し続けていくのか、について書いてみたいと思います。

 

私の場合は、暗記する内容に応じてそれぞれ別の方法で対応していました。

 

単語の維持の方法

使うことで覚えるというのは確かにありますが、狙った単語を使う場面というのはそうそう出来るものではありません。

従って、使う場面を無理に作るのではなく、割り切って、毎日単語の復習をすることを優先していました。

毎日30分と時間を決めて、その時間はこれまで覚えた単語の中で、記憶の定着がちょっと怪しい単語を中心に復習をしていました。

 

どの単語が定着率が悪いかを管理するには単語ソフトが役立ちます。

私はP-study-systemという単語ソフトを使っていました。

このソフトは、登録している単語がランダムで出題され、その単語の意味が分かっているかどうかをチェックしていくと、その履歴が残り、次から正解率の低いものを優先に出題してくれます。

 

文法ルールの記憶維持法

文法は、基本的に頭で考えているうちは、本番で焦っているときはついつい間違ってしまいます。

文法の記憶は、本当に潜在意識レベルまで落とし込むことが必要です。

そのためにどうするか?

 

私が効果的だと思うのは、間違った文章を修正する練習をすることです。

例えばライティングの添削を受けて、色々文法ミスを指摘されて返ってきたとします

そこで、ノートを開き、左側に自分が書いた添削前の文章を書き、右側に添削後の文章を書きます。

そして右側の添削後の文章を手で隠して、左側の自分が書いた間違いを含んだ文章を見て、自分で間違いを指摘できて修正できるかを確認していきます。

それを繰り返すと、文法ルールは潜在意識に入っていきます。

 

ライティングのテンプレートの記憶維持

これはいつも講座の生徒さんに言っているのですが、一番最初は100回ほど暗唱することでだいたい覚えられます。

そして一度覚えてしまえば、あとは1日1回暗唱することで、記憶が維持できます。

ただテンプレートは、リスニングとか別のセクションでは必要にならない知識です。

なので無理に維持し続ける必要もないものなので、面倒であれば、一度覚えた後は寝かしておいて、試験直前にまた30回ほど暗唱して思い出すようにします。

 

スピーキングスクリプトの記憶維持

スピーキングのスクリプトも、別のセクションに影響があるものではないので、原則ずっと覚え続ける必要はありません。

なので、スクリプトの準備だけはしておいて、覚える作業は試験1-2週間前から一気にやっていきます。

毎日1時間ほど暗唱していくことで、口で覚えていく感じです。

 

 

ということで、あまり直接的な答えになっていないかもしれませんが、覚えた記憶を維持する(あるいは最初から記憶しようとしない)方法でした。

ご参考になれば幸いです。