こんにちは。藤本です。
子育てをされている方は、自分のお子さんからこう聞かれることはないでしょうか?
「何のために勉強するの?」
そういった経験が無い場合も、もし将来、子どもからそんな質問をされたら何と答えるでしょう?
私の場合は、まだ子どもにそう聞かれたことはありませんが、もし聞かれたら私の答えは決まっています。
「学習の仕方を学習するためだ」
と教えたいです。
勉強で習った内容そのものは、はっきり言って大人になって役立つことは少ないでしょう。
私自身を振り返ってみてもそうですし。
大人になってから行ったMBA留学でさえ、習った内容のうち、その後の人生で役立っているのはほんのわずかです。
しかし、勉強するプロセスで学ぶことは一生役に立つと思います。
勉強のプロセスで何を学ぶのか?
例えば
・目標を定めてそこに到達することの喜び
・到達できなかったときの悔しさ
・時間割を決めて時間を使うことの有効性
・集中力の大事さ
・集中の阻害となるものを排除することの大事さ
・優先度を決めることの有効性
・自分を律することの難しさ
・忘却曲線の実感と自分にあった覚え方
・一見脈略の無いものを整理・分類して覚えやすいようにまとめ直すことの有効性
・自力で頑張らず他力をうまく借りることの重要性
・自分より先を行っている人の言うことを完全に吸収しようとすること
などなどです。
もし勉強というものが、学生時代だけのものだと考えるなら、ここまで学習の仕方を学ぶことは必要ないかもしれません。
しかし、現在および今後は大人になってからの学習力がとても重要だと思います。
ベストセラーとなった「ライフシフト」という本でも、人生100年時代となる今後は、学生時代や20代で身につけた知識・技術だけではキャリアの最後まで収入を得続けることは難しく、人生の途中での再学習が必要だと書かれています。
何より、今この記事を読んでいるあなたが社会人である場合は、まさに今再学習をしているわけですから、その学習力の重要性を身に染みて実感されているのではないでしょうか。
従って、この「学習の仕方」をしっかり学び、今後新しい何かを身につけなければならないときに短期間で効率的に身につけるというスキルは極めて大事だと思うのです。
生徒さんを見ていても、この「学習の仕方」を身につけている生徒さんは、伸び方が違います。
過去、苦労して自分で考えて、実践してきた経験が多い人ほど、この学習力が高いです。
IELTSもこういった学習力を身につけるチャンスです。
そう思えば、無味乾燥なIELTSの勉強も少し価値あるものに思えませんか?
ちなみに私なりの「学習の仕方」についてはブースターパックの中にある「ブレイクスルーラーニング」という教材でまとめています。
興味のある方はご活用してみてもらえればと思います。