こんにちは。藤本です。
ここのところエンジェルス大谷選手が作った目標設定シートをマネして、IELTS6.5を目指すための72の実施項目を書いています。
第1回からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
コアの8項目↓
今回は、コア8項目のうち、6つ目の項目
学習環境整備
を見てみたいと思います。
IELTS対策のためには、とにかく集中した時間をどれだけ取れるかがポイントです。
集中してない時間は勉強していない時間と同じです。
その集中力を発揮するためには、個人の力ではなくて、いかに集中できる環境を作れるかにかかっています。
ということで、今回は集中できる学習環境を作るための項目を8つに分解してみます。
目次
学習環境整備のための8つのサブ項目
学習環境整備のための8項目は以下の通りです。
では順に見ていきましょう。
サブ項目6-1 締め切りの明確化
モチベーションを高め、集中力を高める一つの方法は、締め切りを設けるということです。
例えば、目標スコアを決めるときも、単に「何点のスコアを獲る」だけでなくて「何月何日までにそのスコアを獲る」という目標にした方が、目指すべきものがずっと具体的になります。
その具体的になった目標に向かうときの方が、そうでないときに比べてモチベーションや集中力は高まります。
このように、大きなものも小さなものも含めて、何かをやろうとしたときに、何月何日までとか、何時までとか、具体的な締め切りを設けるのはとても有効な方法です。
締め切りを作ることにより、人工的に集中力が高まる状態を作る、ということです。
サブ項目6-2 学習の習慣化
いざ勉強を始めようとしたときに、「さて今から何をやろうか」と考えていたのでは、その分集中状態に入るまでに時間がかかってしまいます。
そこで、勉強を習慣化して、いつもこの時間は〇〇をやる、というようなルーチンを決めておきます。
そうすることで、迷う時間が削減できてさっさと勉強に入れます。
また、同じ時間に同じ勉強をすることを習慣化すると、学習そのものを継続しやすくなるというメリットもあります。
ということで、朝の時間とか、通勤時間とか、毎日決まって行う行動に紐づけて、勉強を組み込むと良いです。
サブ項目6-3 ストップウォッチで時間を計る
ストップウォッチは不思議な道具です。
何分で終わらせる、と決めたうえで、ストップウォッチを動かしながら作業をすると、その間の集中力はマックスに高められます。
これは理屈とかではなく、実際やってみるとよく分かります。
1秒1秒刻まれる時間をこれほど明確に見せてくれるものはないです。
だから手元にストップウォッチがない場合は、即購入されることをお勧めします。
サブ項目6-4 集中する場所の確保
環境という意味では、勉強を行う場所を選択することも重要です。
例えば、隣から大きな話し声が聞こえたり、テレビの音が聞こえるような環境で、勉強しても集中力は絶対的に下がります。
人によって集中できる場所は違うでしょうが、もし家が最適な勉強環境でなければ、図書館とか、ファミレスとか、車の中とか、自分が一番集中できる場所に移動して、そこで勉強をすべきです。
もちろん自宅で集中できるのであれば、自宅がベストです。
その場合、なるべく集中できるように良い机とか良い椅子を使うことをお勧めします。
高級な椅子はそれだけ性能がよく、集中力を高めてくれます。
サブ項目6-5 誘惑の排除
勉強期間は、集中力を削ぐものを目に見える範囲に置かない、というのが鉄則です。
例えば、スマホが目の前にあって、何かのメッセージが届くたびにブルブル鳴るような環境だと集中力は当然途切れます。
勉強中はスマホは電源を切っておくか、別の場所に置いておきましょう。
同様に、パソコンのブックマークにYoutubeが入っていて、それを開くのが習慣になってしまっている場合は、強制的にYoutubeをブックマークから削除すべきです。
その他、ゲームや漫画など、誘惑になるものは、勉強期間中だけは、なるべく身の回りから排除するようにします。
サブ項目6-6 仕事量のコントロール
勉強中に、仕事のメールや電話がしょっちゅう入る状態であっても、やはり集中して勉強することはできません。
これを無くすためには仕事を自分でコントロールしなければなりません。
緊急の仕事や、医療関係など、自分ではコントロールしにくい種類の仕事もあるでしょう。
しかし、それですべての仕事を引き受けていては、結局自分の勉強は進みません。
どこかで優先度を決めて、取り組むしかありません。
また、自分が仕事をコントロールできる立場でない、という場合もあるでしょう。
しかし、自分に仕事をもたらす要因をマネジメントしたり、コントロールしたりするのも仕事の一貫です。
上司に掛け合うなど、方法は全くないわけではありません。
出来ないと考えて思考停止するのではなく、自分の集中できる時間を確保する、という目標から逆算してどのように仕事量をコントロール出来るかを考えるのです。
サブ項目6-7 学習計画の記録と修正
勉強をしていると、
「もっと他にしなければならないことがあるような気がする」
「あれもやっていない、これも出来ていない」
という焦りの気持ちが生まれてきて、今やっている勉強に集中できなくなることがあります。
こんなときに必要なのが学習計画です。
学習計画があってこそ、中長期に取り組む全体像が見えてきて、その全体像のうちのこの部分を今強化しているという位置づけが見えてきます。
そうすると余計な不安を抱えることなく、落ち着いて今取り組んでいることに集中できます。
そのためには、学習計画を立てるだけでなく、その実施状況を記録して、ときには計画を修正していくことも必要です。
このような学習計画の運用によって、自分のこれまでの努力と、今後の時間の使い方が見える化され、今の学習に集中できます。
サブ項目6-8 学習に使う金額の予算化
IELTSの学習に使う金額を決めていますか?
学習に使う金額を決めて、予算化することも、集中する環境を作るためには重要です。
お金を使うべきかどうするかは、感覚的に考えていても、なかなか決められず時間を無駄に過ごすことになってしまいます。
それを予算化することで、必要な投資には迷うことなくスパッとお金を使うことが出来ます。
また「これだけのお金を投資しているのだから」という意識が働くことで、その投資額を回収しようと、教材なり授業なりに集中して取り組むことが出来ます。
最後に
今回は、8つのコア項目の6つ目、「学習環境整備」を8つのサブ項目に分解してみました。(クリックすると拡大します)
次回は、7つ目のコア項目「勝負強さ」についてサブ項目に分解していきたいと思います。