海外移住を目指したら

こんにちは。藤本です。

ここ数日、立て続けに数名の方から、カナダへの移住についてご相談を受ける機会がありました。

 

IELTSを受験されている方の中には、移住を目標に頑張っていらっしゃる方もたくさんいると思います。

また当面の目標は留学でも、その先に海外移住という生活をぼんやりと考えている方もいらっしゃるでしょう。

ということで、今日は少しIELTSの話題を離れて、海外移住の話をしてみたいと思います。

と言っても私は、自分の移住の話しか知らないので、自分のことしかお話できませんが。

 

私自身が移住を考えたのは、留学前でも留学中でもなくて、留学を終えて日本に戻ってからのことです。

私の感覚としては、留学時代は、それなりにカナダの良さは感じてはいましたが、移住したいと思うほどではなく、むしろ早く日本に帰りたいと思っていました。

その気持ちが変化したのは、日本に戻って2年ほど経った頃だと思います。

日本に戻ってがむしゃらに働く時期が一旦落ち着いて、改めてカナダと日本とを比べる余裕が出てきた時期です。

「やっぱり、日本を外から見る感覚を持っていたい」「子供たちをあの環境で育ててみたい」そんな思いが出てきたんですね。

 

そこで、移住するために必要なことを調べて、行動していきました。

具体的には、カナダの永住権を取得することと、仕事を変えることでした。

永住権を取得するために、IELTSのジェネラルトレーニングモジュールを受験して、書類を揃えて申請を出しました。

永住権の区分はフェデラルスキルドワーカークラスです。

 

仕事の方は、カナダで就職するのではなく、個人で事業をやっていくことに決めて、その準備のために会社を辞める決意をして、起業の準備をしていきました。

この辺りの決断と行動はよく人から「すごい決断でしたね」と言われるのですが、実は周りから思われるほどすごい思いでやったわけではないです(笑)

大した根拠もないですが「何とかなるだろう」って思っていました。

 

永住権を取得してから、事業の方も軌道に乗せた上で、2016年8月にトロントに家族で移住しました。

 

異国での生活ですから、当然、不便なところはたくさんあります。

生活費がかなり高いこと、日本では当たり前のサービスがないこと、日本と制度が色々と異なり不安な場面が多いこと、などです。

反面、思ったよりも日本語環境で生活できるのも事実だし、実は私自身は自宅で仕事をしているのでほとんど日本にいるときと変わらない感覚で生活してたりもします。

そして当初の思いの通り、日本を外から見られる感覚は得られているし、子供はカナダの教育を受けられているので、その部分では移住して良かったなと思います。

 

では、現在、どんな感じで生活しているのか、その辺りのもう少し詳しいところは、次の記事で書いてみたいと思います。