こんにちは。藤本です。
以下のページで公開している通り、私は留学前に英語の試験(当時はTOEFL)を21回受験しました。
このときに、
「どうやってモチベーションを保っていたんですか?」
とよく聞かれます。
まあ確かに21回もチャレンジを続けるのは、尋常ではないことなのかもしれません。
そこで、当時私がどんなことを心の支えにしていたか3つ挙げてみたいと思います。
1.「裏切れない」
私は、TOEFLを受験して、海外のMBAに行くことを近い関係者である3人には伝えていました。
1人目は妻。
言うまでもなく、私に一番近い存在です。
残り二人は職場のリーダーです。
この二人も私が強く信頼する人で、MBA経験者でもあります。
どの人も自分にとっては大切な人で、絶対に裏切れない人です。
その人たちに宣言した以上、絶対に撤退はできない、という気持ちがありました。
21回の受験を支えた半分以上は、この「裏切れない」という気持ちからでした。
2.「全員が出来るわけでないことを証明してやる」
スコアが伸び悩むと、色々と試験対策の情報を探索したりする人も多いと思いますが、私ももちろんその中の一人でした。
そして、その中には「語学は誰でも出来る」「すぐに出来る」と書かれている情報もあったりして、そういった情報によく目を奪われていました。
しかし、受験回数が10回を越えた辺りから、「本当に誰でもできるのか?」という疑念が強くなってきました。
そして、回を追うごとにそういった疑念は強まっていき、
「誰でも出来ると言っても人によって違いがあるはず。決定的に語学が出来ない人間というのが、世の中にいるはずで、それが自分である」
という結論に至るようになっていきました。
かなりの重症です(笑)
そこで「誰でも出来るようになる」と書かれた内容に沿って勉強をして、その上で、「誰でも出来るわけではない、例外がある」ということを証明しようと思いました。
ぶつけようのない不安と、やっても伸びない自分への怒りが、屈折した形で現れた感じです。
重症ですねー(笑)
しかし、この怒りパワーが、後半の私を支えたと言っても良いでしょう。
3.「自分には出来るはず」
2.とは矛盾する話なのですが、それでも自分には出来るはずだとどこかで信じていました。
そうでなければ、続けられませんね。
この根拠は2つほど。
・多くの人は出来ていることだから
・これまで自分なりに努力をすることで、最終的には何とかなった経験が多かったこと
どちらもかなり薄い根拠ですが、最終的に自分が信じられなくなったら終わりですからね。
根拠は弱いけど、それを心の最後の拠り所にはしていました。
ということで、私の心を支えた3つのマインドでした。
2つ目は特殊なので、あまり参考にならないかも(笑)ですが、1つ目と3つ目は、真似できるところじゃないかと思います。
受験回数10回を越えている方は、参考にしてみても良いと思います。