こんにちは。藤本です。
「ゼロからOA6.5を目指す」シリーズの9回目です。
このシリーズではTOEIC400点レベルからIELTS6.5に持っていくまでのプロセスを書いています。
今回はライティングの話です。
ライティングで多くの人が壁に感じるのが6.0の壁です。
でもオーバーオール6.5を目指すなら、ライティングはこの6.0に乗せたいですね。
で、ライティング6.0ってどれくらい大変なのか。
ネイティブが何の準備もなくIELTSのライティングを受けると、6.0-6.5ぐらいって言われます。
ええ!そうなの?って感じですよね。
そりゃ壁高いわって感じますか?
でもこのことはとても重要な示唆を表しています。
恐らく語彙力とか文法力に関しては完璧に近いネイティブでも満点が取れないのは、それ以外の要素があるということなんです。
それが論理展開。
設問の要件に正確に答える
ポジションから結論まで一貫している
メインアイデアをサポートアイデアが正しくサポートしている
重複部分がない
論理が飛躍していない
パラグラフのトピックが明確である
構造が分かりやすい
こういった要素が論理展開です。
ネイティブでも満点が取れないというのは、ネイティブでもこういった要素は満点に持っていきにくいということです。
そして、お気づきの人もいるでしょうが、この論理展開の力は、全く英語の力ではありません。
だから、この論理展開をしっかりと覚えて自分のモノにすることが、語彙力や文法力でハンディがあるノンネイティブが6.0に乗せるには必須なんです。
この論理展開を学ぶときに重要なのは「型」を抑えること。
そして型に当てはめること。
この際、オリジナリティとかは、どうでも良いんです。
とにかく型に押し込んで書く。
それが出来れば、単語力や文法力にもよりますが、6.0に届く可能性は高いです。
そして、その型を学ぶために、IELTSの解答例などを研究するプロセスがとても大事です。
解答例なんかを見ながら型を研究するときに気にして欲しいポイントがいくつかあります。
・どんな設問タイプか(設問タイプごとに内容は変わっているはずです)
・どのようなパラグラフに分かれているか
・そのパラグラフでは、最初のセンテンスから最後のセンテンスまでどんな流れで書かれているか
これを見ながら何問も解答例を研究していくんです。
横並びで見ていくと、ライティングの型というものが見えてきます。
そして、その型が見えてきたら、今度はそれを自分の物にして、アウトプットしていく練習をしていきます。
これは添削を受けていきます。
基本的に「正しくサポートしているか」とか「飛躍していないか」とかは、自分自身でチェックするには限界があります。
だから添削を受けます。少なくともこの部分は他人の力を借りた方が早いです。
そうして論理展開が強固なものになってくるとライティングのスコアは安定してきます。
あとは表現力の方である単語とか構文を高めることに集中していきます。
今日はここまでに致します。
~今日のメールセミナー感想~
「是非とも参考にさせて頂きたいことばかりでした」
藤本政信様
いつもメール頂きありがとうございました。
私は今回、海外永住を目指してIELTS勉強をスタートしたひとりです。
永住のための条件にもなりますし、純粋に英語の力を上げていきたいなと思って真剣に試験に臨もうと考えております。
現在海外にいるため、和書も限られたものしか手に入らずこのようにメール購読ができたことは本当に助かりました。
そして、毎回分かり易くスタートを切ったばかりの私にも伝わる表現で説明頂き、試験に対する知識不足という点での不安がだいぶ軽くなったことが一番の収穫だと思っております。
実体験からのテクニックは是非とも参考にさせて頂きたいことばかりでした。
今後、私の周りに居る永住・ビジネスビザ取得を目指す友人に是非、藤本さんのことを教えてあげたいなと思います。
ありがとうございました。
(一部抜粋)
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それでは、また。