こんにちは。藤本です。
「ゼロからOA6.5を目指す」シリーズの6回目です。
このシリーズではTOEIC400点レベルからIELTS6.5に持っていくまでのプロセスを書いています。
そして最後にリスニングのトレーニング方法として「精聴」「多聴」「本番対策」があるという話をしました。
今日はその具体的な方法について書いてみます。
まず精聴です。
3つのトレーニング「精聴」「多聴」「本番対策」の中では、IELTS6.5に向けて一番効くのはこの「精聴」になります。
なので、是非取り組んで下さい。
具体的にはシャドーイングまたはディクテーションになります。
シャドーイングは、耳から聞こえた英文を0.5秒遅れくらいで口に出す練習、ディクテーションは聞こえた英文を紙に書き取っていく練習です。
どちらでも良いと思いますが、より手軽にできるのは、シャドーイングです。
移動時間とかでも出来るので。
音源は、何でも良いですが、少なくともスクリプトがついている音源というのが必要です。
シャドーイングの方が手軽とは書きましたが、まじめにやると結構大変なトレーニングです。
何せ最初は、全く口がついていかないと思います。
これを100%、一言一句違わずついていけるようにすることを目標にします。
80%で妥協しちゃいけません。
この100%シャドーイングを実施するために、いきなり5分くらいある音源でシャドーイングを始めても、気が遠くなるほど時間がかかると思います。
なので、音源はいきなり全部ではなく、ワンセンテンスずつ仕上げていきます。
まず、そのセンテンスの単語と構文を理解して、意味を完全に理解します。
次に、いきなりシャドーイングではなく、暗唱します。そのセンテンスを口に出しながら覚えてしまうんですね。
そして全センテンス覚えきれた段階で、全文のシャドーイングに移ります。
そうすると、暗唱した段階で口は一言一句しゃべることが出来るようになっているはずなので、シャドーイングしてもついていけます。
こうして100%シャドーイングを完成させていきます。
この作業は、かなり集中力を使います。だからきついです。
1時間もやると頭がぼーっとなってきます。
でもこれが効くんです。
次に多聴です。
多聴は毎日違う音源を聞くのが良いので、一番良いのはニュースを聞くことですね。
最初はNHKのワールドニュースが内容も日本のことだし、スピードもゆっくり目で良いと思います。
慣れてきたらBBCですね。BBCで物足りなかったらLBCというのもありますが、これが聞き取れるようであれば、もうIELTS6.5は越えています。
多聴をするときのポイントとしては、初めて聞く英文に対しても、構文をしっかり把握するように聞くということと、10分、20分と集中力を持続させる持久力を養うという感じですね。
1つのセンテンスが聞き取れなくても、そこで脱落するのではなく、次のセンテンスからまたついていけるように頑張ります。
最後は本番対策です。
これはもちろん公式問題集を使います。
音を流して本番と同じように問題を解いていくトレーニングです。
ここで養いたいのが、問題を先読みする力、問題先読みが間に合わなかったときにメモを取りながら聞く力、選択肢問題で引っ掛けにかからないようにする力です。
具体的にはこのあたりに書いています。
今回はなかなか盛りだくさんでした。
では、今日はここまでに致します。
~今日のメールセミナー感想~
「アドバイスが定期的に頂けると本当にモチベーションになります」
藤本政信様
メールマガジン拝読いたしました。
これまで受験歴もなく、このようなアドバイスが定期的に頂けると本当にモチベーションになります。
試験に対する着眼点など興味深く読ませていただきました。
仰るように留学やその他の目標があり、いついつまでに7点を、というような明確な目標のある方に良さそうだと思いました。
教えていただいたことを糧にしてこの初夏までにIELTS Band7.0を目指して頑張りたいと思います!
ありがとうございました。
(一部抜粋)
※最近、メールが届かないケースが増えています。注意事項をよく読んで登録してみてください。
それでは、また。