こんにちは。藤本です。
いよいよ夏本番ですね。
私の家の周りには木がたくさんあるので、朝起きたときには猛烈にセミの鳴き声が聞こえてきます。
私の中で、セミの鳴き声ってなぜか「懐かしい」という感覚とつながるんですよ。
東京で一人暮らしをしていたときは、家の周りであまり鳴き声を聞くことがなくって、山口の実家に帰省したときに駅や空港に降り立った瞬間に聞こえてくるセミの鳴き声で
「帰ってきたなー」
なんて実感していました。
カナダに住んでいたときも、ダウンタウンの真ん中に住んでいたこともあってほとんどセミの鳴き声は聞きませんでした。が、帰国して最初の夏にセミの声を聞いたときは、懐かしいなー、という思いを感じてました。
そんな感じで私にとってのセミの鳴き声ってちょっとノスタルジックな感じなんですね。
とは言いつつ、毎日聞いていると暑苦しくてうるさく感じるわけですが・・・
さて、今日は「聞く」つながりでリスニングの話です。(強引な・・)
IELTSリスニングにおける重要なポイントの1つは「問題が先読みできる」という点ですね。
これはコンピュータ形式のTOEFLにはないメリットです。
問題を先読みすることで、何についての話かが予測できる、そして何について聞かれるかがあらかじめ分かっている、これはものすごい楽な話です。
しかもIELTSのリスニングでは問題と問題の間にわざわざ数十秒ほど時間を取ってくれます。
ということで、この時間にどんどん問題を先読みしていきます。
理想的には
Section1の前半の音が流れ始めるまでにSection1の全問(1-10)に目を通し
Section1の後半の音が流れ始めるまでにSection2の前半(11-15)の問題に目を通し
Section2の前半の音が流れ始めるまでにSection2の後半(15-20)の問題に目を通し
、、、
みたいな感じで、どんどん貯金を作っていくと余裕をもって先読みが出来ます。
でも、特に選択問題が6-7問連続である箇所って、先読みって言っても時間かかりますね。
音が流れ始めるまでに該当箇所の問題がすべて先読みできないこともあると思います。
そんなときどうするか?
2つの方法が考えられます。
1.問題を読みつつ音を聞く
2.問題を読むことをあきらめて音を聞くことに集中する
あなたはどっちの作戦を選びますか?
私がおすすめするのは断然2です。
1を試したこともありますが、結果は散々でした。
人間、「読みながら聞く」ってやっぱりできません。
日本語でも難しいでしょ?
出来るように感じるかもしれませんが、必ず意識はどちらかに集中してしまいます。
そして、意識してない方の感覚は、ほとんど何のインプットも得られません。
だから携帯電話しながらの車の運転は危険なんですよ。
そして、人間、目から入ってくる情報と耳から入ってくる情報、両方同時に入ってきたらどちらに集中しますか?
多分ほとんどのケースは目から入ってくる情報です。
そちらの方が情報量が多いので。
ということで、1.問題を読みつつ音を聞く、を選択した場合、ほとんど耳から英語が入ってこない状態になってしまいます。
音は一度しか流されません。問題は後から読み返すことが出来ます。
ということで、どちらに集中すべきかは明らかですね。
問題先読みが間に合わない場合は、読むことをあきらめて聞くことに専念しましょう。
ちなみに「読みながら聞く」は至難の業ですが、「聞きながら、その内容を書く」は比較的簡単にできます。
なので、聞くことに専念している間はメモを取りながら聞きます。
あとからそのメモを頼りに問題を解けば良い訳です。
ということで、リスニングで、問題先読みが出来ない時の方針でした。
こういうのは「何となく」で作戦決めちゃダメです。
どちらがよりスコアに結びつくかをきっちり考えておきましょう。
最後までありがとうございました。