こんにちは。藤本です。
私がまだ会社員だったときの話です。
ある先輩と海外出張する機会がありました。
現地の企業にインタビューするためです。
その先輩と海外で同行するのは初めてだったのですが、彼は既に何度もそういった仕事をして慣れていると聞いていたので、私は比較的気軽に現地に向かいました。
で、いざインタビューの場。
その先輩の英語はお世辞にも綺麗な英語とは言えませんでした。
いや、かなりのブロークンイングリッシュでした。
でも、相手が理解出来てなさそうな雰囲気で、私の方がドキドキしてくるような場面でも、全く、全く動じません。
日本人離れした鉄の精神力で、顔色一つ変えず、ボディランゲージも駆使しつつ、インタビューを進めていき、最終的にはそれなりの成果を得ました。
私は何だか知らないけど「すげーな」と思ったわけです。
と同時に、仕事で英語を使うって、上手でなくても通じれば良いんだなと感じました。
(もちろん、仕事の種類とか、立場にもよりますが)
これが、コミュニケーションの本質だと思います。
一方、IELTSは、英語運用能力を測定する場になります。
結果的に言いたいことが通じてしまったとしても、上手に伝えられなければスコアにはなりません。
例えばスピーキングの採点基準の1つに
「内容の一貫性を損なう程度に繰り返し、修正、中断があるか」
というポイントがあります。
これってまさにそうですね。
「一貫性を損なう」レベルと「一貫性を損なわない」レベルとは明確に差があります。
「通じる」と「上手」の差です。
スピーキングの努力の方向としては、まずは「通じる」を目指すこと。
日常生活とか仕事で英語を使う分には、まずはそこで良い訳です。
でも、IELTSで高得点を目指す場合は、そこからさらに「上手」に持っていく努力が必要です。
なかなか壁は高いと思いますが、頑張っていきましょう。
最後までありがとうございました。