こんにちは。藤本です。
「ある日、突然英語が聞こえるようになった!」
って話聞いたことありますか?
よく聞き流し系のリスニング教材のキャッチコピーにも使われる文言ですが、これがいわゆるブレイクスルーってやつです。
それまでとは、全然違ったレベルで英語が聞こえるようになることで、これって人によってはあり得る話だと思います。
多分、頭の中で、英語を理解する神経が突然つながるみたいな感じなんだと思います。
このブレイクスルーが起こってくれると本当にいいですよね。
でも英語を勉強している人、全員が経験するわけではなさそうです。
むしろ大半の人は、徐々に聞き取れるようになる、という感じみたいです。
実は私は過去2回ほど、このブレイクスルー「もどき」を経験しています。
1回目は留学中のことでした。
留学していたときの私の学校の授業の理解率と言えば、入学直後は10%くらい、それが徐々に慣れて行って1年目が終わる頃には半分くらいにはなっていたと思います。
それでもとても8割とか9割を理解するにまでは至っていませんでした。
それが、2年目に入ったある日、突然9割くらい理解できる日があったんです。
本当に突然です。
何の前触れもありませんでした。
この日は本当にうれしくてうれしくて、クラスメイトといつも以上に饒舌に話をした記憶があります。会話が楽しかった。
そして、その感覚を維持したいと思い続けていましたが、翌日には聞き取りづらくなり、翌々日には完全に元の状態に戻ってしまいました。
今でも、あのときに何があったのかは分かりません。
出来ることなら、もう一度再現したいと思いますが、再現の方法も分かりません。
そしてもう1回はIELTSを勉強しているときのこと。
こちらは再現性があります。
それはシャドーイングを5日間くらい連続してやったときのことです。
5日間くらいシャドーイングに集中した後に、その前まで聞いていた音源を聞いてみたところ、びっくりするくらいハッキリと聞き取ることが出来たんです。
1回目は理由も分からず、維持も出来なかった、2回目は「ある日突然」ではなかったという点で、どちらもブレイクスルー「もどき」ではありますが、特に2回目の方は、再現性があるという意味ではとても意味があると思います。
シャドーイングをすすめてみた生徒さんも何人かいますが、同じように聞き取れるようになったという話をよく聞きます。
だから私はリスニングにはシャドーイングをお勧めしています。
ブレイクスルーが感じられると、もっと聞き取ってやろうという意欲も湧いてきます。
そうすると、それが勉強に対するモチベーションにもなりますよね。
いいサイクルが回ります。
リスニングで苦労されている方は、一度お試し下さい。