こんにちは。藤本です。
IELTSリーディングで最も高い壁になるのが、60分という時間制限です。
60分の制限内で40問。
1問当たり1.5分ですね。
それなりのボリュームの英文を読んで、このスピードで答えるのはなかなか大変です。
時間が足らない人は、「読むスピードが遅い」と考えがちですが、実は時間がかかっているのには別の大きな要因があります。
それが本文の二度読みです。
一度読むだけで良ければ多くの人は時間内に読むことが出来るんです。
本文を2回、3回読まなければならないから時間がかかるわけです。
この二度読みはさらに2つの意味があります。
1つは「2回読まなければ本文の意味が理解できない」という状況。
もう1つが「本文は一度で分かるけど、2回読まなければ答えが見つけられない」という状況です。
前者に関しては、地道ですが、英語の基礎力である単語力と構文解析の力を高めていくことです。
特に構文解析力については、普段の練習から力をつけていく必要があります。
常に構文を取る頭の使い方をしていると、次第にそれが自然にできるようになっていきます。
次に後者の「2回読まなければ答えが見つけられない」は、問題を解く順番や情報の探し方が間違っている可能性が高いです。
その場合はまず、一度読みですべての設問に答えられる読み方をする、という発想を持ちます。
自分の解き方や、情報が見つからなかったときのパターンを自分で思い返してみて、どのようにやったら一度読みですべての設問に答えられていたか、シミュレーションしてみて下さい。
この型が身に付いたら、本文の読み返しが減って、時間が大きく削減できます。
どこに問題があって、時間が足らない状況になっているかは、人によってそれぞれ状況が異なります。マンツーマン講座では、それぞれの状況に応じた対処法もお伝えしています。