ライティング模範解答の写経について

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こんにちは。藤本です。

ライティングの力を伸ばすために模範解答を「写経する」という対策を聞かれたことはありませんか?

今日はこの写経について書いてみます。

写経とは文字通り、模範解答を一言一句書き写すトレーニングです。

この写経は意識次第で大きな効果も得られますし、時間の無駄にもなります。

まず悪い写経について。

これは何も考えず模範解答をただ「写す」作業だけやっている状態です。

写経が良いと聞いて、ただ写せばライティングのスキルが上がると勘違いしているパターンです。

写経はそれなりに時間がかかる作業なので、ただ手を動かすだけではライティングのスキルは上がらないばかりか、本当に貴重な時間を捨てるようなハメになります。

では写経をする場合、どのような意識でやるか。

それは模範解答がどのような流れで論じているか、その流れでどのような表現を使っているか、どんなところが評価されて模範解答となっているのか、という分析をしながら写経することです。

こういう意識で写経すると、ただ目で追ったときとは違う次元で、良い表現や単語が頭に入ってきます。

私もIELTSのライティングは色々な参考書にある模範解答を写経しました。

その結果、頭の中に色々な表現の引き出しが出来るような感じになります。

その引き出しがある程度増えてくると、自分でライティングをするときに、それらの引き出しが使えるようになるわけです。

ただ写経は時間がかかるので手当たり次第やる必要はないと思います。

さっと眺めて、あまりに凝った表現の連続で自分では書けないような模範解答は写経しなくてもいいです。

自分でもモノに出来そうな平易な表現が多いもの、自分の書き方に近いもの、そういった模範解答を10~20ほど見つけてきて、しっかり分析しながら丁寧に写経するとライティングの力はかなり強化されると思います。

ライティング対策としての写経トレーニングについてでした。

最後までありがとうございました。