こんにちは。藤本です。
本日はライティングの話です。
TOEFLやIELTSでライティング対策に取り組まれている人はテンプレートという言葉を聞かれたことがあると思います。
これは時間制限があるTOEFLやIELTSのライティング試験で、全てを1から書いていると時間が足らなくなるため、あらかじめどのようなテーマであっても対応できる書き方を準備しておこうという考え方です。
TOEFLやIELTSを純粋な英語力を測定する試験と捉える方からすると、あまり賛同できないものかもしれません。
が、私としては、テンプレートを使うのは有りだと思っています。
やはり、普通の日本人にとって、ライティングの試験は、制限時間があって、最低文字数も指定されているわけですから、どうしても時間との勝負になります。
テンプレートがあると、迷わず書ける部分が多くなる上、文法ミスのリスクも減らせます。
それにテンプレートとは言え、1つの表現を自分のモノにするわけですから、全く英語力に役立たないというわけではありません。
で、肝心なのはどの程度有効かということだと思います。
私の経験や受験された方のお話を聞くと、TOEFLとIELTSではテンプレートの有効度合いが違うように思います。
TOEFLでは「どんなテーマでも対応できる書き方」に比較的寛容です。
私の経験では、指示された文字数の8割くらいがテンプレートという内容で書いていたときでも比較的安定してスコアが取れていました。
一方、IELTSは明確に記憶した文章をそのまま書いていると減点というルールがありますので、採点者にどんなテーマでも書けるテンプレートと思われたらアウトです。従って文章丸々テンプレートというのは避けた方が良いです。
結果として、Task2の250文字のエッセイの3割くらいまでがテンプレートというのがせいぜいではないかと思います。
しかし、それでもテンプレートは無いよりはあった方がライティングははるかに楽になります。ライティングで苦戦している人は簡単なもので良いので、自分の型を持っておくと良いです。
こちらの講座ではそのテンプレートや型についてもお伝えしています。
最後までありがとうございました。