3か月後にIELTS6.5を獲るための勉強法 ⑥4-5週間目にやること

こんにちは。藤本です。

ここのところ、私がスコア5.5だったら、3か月で6.5を獲得するために何をするか、という連載をしています。

今回は第6話です。

 

第1話から見たい人はこちらからどうぞ↓

3か月後にIELTS6.5を獲るための勉強法 ①はじめに
こんにちは。藤本です。 おかげさまで毎日私のもとには様々な質問が届きます。 その中でも最も多い質問が、勉強の進め方についてですね。 2年ほど前にゼロからIELTS6.5を目指すシリーズという連載をしました。 このときに、勉強の進め方について...

 

さて、前回までで対策開始後3週間の過ごし方を書いてきました。

残り9週間です。

そして2回受験を予定しているうちの最初の受験まで残り3週間と迫ってきました。

 

ここまでで、

・単語の総復習
・リーディングの構文解釈
・リスニングのシャドーイング
・ライティングのノート作り
・スピーキングのネタ出し

といった内容を実施してきました。

 

ここから4週目、5週目は、最初の試験に向けて、これまでやってきたことを固めつつ、足らない部分を補っていくようにしていきます。

 

ではまず、4週目の勉強方針です。

 

この1週間のメインのターゲット:ライティングの文法力強化

リスニング勉強方針:毎日の多聴と過去問実施

リーディング勉強方針:単語力維持

ライティング勉強方針:ライティングノートの作成と文法力強化

スピーキング勉強方針:手をつけない

 

4週目のテーマはライティングの文法力強化です。

こちらは今までにない内容ですね。

 

 

続いて、5週目の勉強方針です。

 

この1週間のメインのターゲット:シャドーイングの実践

リスニング勉強方針:毎日の多聴と過去問研究

リーディング勉強方針:単語力維持と過去問研究

ライティング勉強方針:ライティングノートの作成

スピーキング勉強方針:スクリプトの準備

 

5週目は再びシャドーイングに力を入れていきます。

こちらは3週目の内容に近いですね。

 

では具体的に見ていきます。

 

4週目

1.ライティングの文法力強化(平日5日間×2時間+週末1日×3時間)

ライティングの文法力がない場合、どんなに素晴らしいことを書いていても相手には伝わりません。

従って、今回ライティングのターゲットとしている6.0を超えるには、何としても一定レベルの文法力を手に入れる必要があります。

 

文法の勉強の仕方としては、文法書を1冊読むのも良いですが、ただ読むだけだと眠たくなるし、なかなか頭に入りません。

そこで実践したいのが、間違った文章を見て、その文章を修正することによって文法知識を頭に入れていく方法です。

このようなコンセプトの参考書というのが、あまりないため、ここではブースターパックのライティング文法講座のテキストを使いたいと思います。

IELTSブースターパック

 

このテキストには、日本人が間違えがちな文法ミスを含んだ例文が100文以上掲載されていますので、これらを見ながら、自分自身で添削を行って、文法知識を覚えていきます。

すでに分かっているものについてはさらっと流しても良いですが、知らなかった項目や、自力で修正することができなかった項目については、ノートに整理するなどして、徹底的に覚えていきます。

 

これを平日の帰りの電車の中と自宅での勉強時間を合わせて2時間確保して、実施していきます。

さらに週末の時間も3時間ほど使います。

 

2.単語力維持(平日5日間×30分)

こちらは先週までの続きです。

朝電車に乗っている30分を使って実施します。

 

3.リスニングの多聴(毎日30分)

3週目にシャドーイングをした直後は、聞きなれた音源を聞くと、聞こえ方が変わってきます。

本当に100%シャドーイングを実施した後なら、それまでより、はっきり音が聞き取れるようになっているはずです。

しかし、数日経つとだんだんと元の聞こえ方に戻っていきます。

この4週目は、多聴を継続しますが、そんな聞こえ方の変化を確認しながら実施するイメージです。

 

先週までと同じように、通勤時間のうちの徒歩の時間や駅での待ち時間などで毎日30分聞く作業を継続します。

 

4.リスニングの過去問実践(週末1日×2時間)

週末の1日を使って、1回分のテストを実施します。

音源を流して、本番と同じようにまずは一度やってみます。

問題の先読みや、選択肢の絞り込み、メモを書くなど、本番と同じようにやってみます。

採点し終えた後は、見直しをします。

この見直し作業が重要です。

そして、不正解箇所やよく聞き取れなかった箇所は、スクリプトを見て、分かるまで何度も聞き直すようにします。

 

5.ライティングノート作成(週末1日×5時間)

先週の続きです。

良いライティングのサンプルアンサーを見つけては、そこから気になる表現や展開などをノートに書き出していくようにします。

ノートの左は日本語、右は英語です。

週末の1日、5時間を使います。

 

5週目

1.単語力維持(平日5日間×30分)

第4週と同様に続けます。

もはや毎日のルーチン行事ですね。

朝電車に乗っている30分を使って実施します。

 

2.リスニングの多聴(毎日30分)

こちらも毎日の恒例行事です。

移動時間のうちの徒歩時間や駅の待ち時間を使い、1日30分継続します。

 

3.100%シャドーイングの実践(平日5日間×1時間)

第3週に行ったシャドーイングを再び実施します。

第3週に行ったシャドーイングの効果は、第4週の前半ぐらいまでは感じることができますが、その後元の聞こえ方に戻っていると思います。

これを再び100%シャドーイングに取り組むことで取り戻します。

2回目になると、1回目のときよりは効果が長続きします。

平日の5日間、自宅での1時間を使い実施します。

 

4.スピーキングスクリプト準備(平日5日間×1時間)

第4週は実施しませんでしたが、第3週に実施したスピーキングのスクリプト作りを平日の5日間、毎日1時間ずつ実施します。

メモは常に持ち歩き、細切れの時間も使って実施するようにします。

覚える作業は第6週目に行うので、とりあえず書きっぱなしでOKです。

 

5.リスニングの過去問実践(週末1日×2時間)

第4週に引き続き、週末の1日に2時間使って、公式問題集のリスニングパーツの試験1回分を実施します。

実施後に、スクリプトを見て、確認したり、分析したりするのも同じです。

 

6.リーディングの過去問実践(週末1日×3時間)

第4週は実施しませんでしたが、第3週に実施したリーディングの過去問実践を、1パッセージについて行います。

3時間かけて、1つのパッセージを目的を変えて4回読み直す方法です。

 

7.ライティングノート作成(5週目の週末1日×5時間)

第4週に引き続き、週末の1日を使って、ライティングノートを作成します。

3週連続で実施して、だいぶ内容的に充実してきたと思います。

覚える作業は第6週に行うので、とりあえずノートを充実させることに注力します。

 

 

さあ、これで4週目、5週目が終わりました。

次週はいよいよ1回目の受験になります。

ここまでかなり気合を入れて取り組んできましたが、その効果が出るかどうかは、試験前1週間の過ごし方にかかってきます。

次回は、その第6週の過ごし方をお届けします。

続きはこちらからどうぞ↓

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