こんにちは。藤本です。
IELTSを短期で卒業するためには、1日24時間と限られている時間をいかに有効活用するかが大事なポイントです。
そのためには、通勤・通学時間を有効に使うということも含まれます。
私も留学前に英語を勉強していた当時は、通学の電車の中で単語を覚えたり、リスニングを聞いたりして過ごしていました。
座ってしまうと寝てしまうので、ガラガラでもわざと立って勉強していたのを思い出します。
ところで、通勤・通学に自動車を使われている方もいると思います。
自動車運転中に勉強できないかと考えることもきっとあると思います。
今日は、自動車運転中に出来ることについて書いてみます。
まずいきなりですが、自動車運転中に出来ることはそれほど多くはありません。
リーディングの練習は出来ませんし(危険です!!)
ライティングももちろん出来ませんね。
多くの方は、リスニングの勉強が出来ると考えられますが、実は、運転中のリスニング練習もそれほど大きな効果は上がりません。
というのも、運転中のリスニングってどう頑張っても100%の集中力では聞けません。
言わば聞き流し状態です。
リスニングは聞き流しではほとんど効果が出ず、それどころか聞き流すクセが出来てしまって、逆効果ということにもなりかねません。
私も経験ありますし、これまでにIELTS受験者の多くに話を聞いてきましたが、聞き流してリスニングが上達した人はいません。
リスニングは集中して聞いた時間がどれだけあったかで、上達が決まります。
そのときの集中度とは、100%脳を英語を聞き取ることに使っているぐらいの集中度です。
視覚や触覚なども麻痺するぐらいの耳への集中です。
こんな集中度を運転中に発揮することはまず出来ませんし、絶対にやるべきでありません。極めて危険です。
なので、結局運転中に英語を聞くのは、気休め程度の効果しかない、ということになります。
となると残るはただ1つ。スピ―キングの練習です。
これは運転しながらでも唯一可能と言える練習だと思います。
もちろん、安全運転が第一なので、運転がおろそかにならない程度で、ですが。
具体的には、準備したスクリプトを口から発音する練習ですね。
何度も何度も同じフレーズを繰り返してしゃべる練習です。
もちろん運転中は、スクリプトは見ちゃいけませんよ。
覚えたスクリプトを発音する練習だけです。
余裕があれば、自分でスクリプトを録音して、それをスピーカーから流しながら、それに合わせてしゃべるというのが効率的だと思います。
あとは独り言を英語で言ってみるとか。
これも良いトレーニングになると思います。
車を安全な場所に止めた後、車を出るまで10分間を使ってシャドーイングをする、とかは有りだと思います。
停めてしまえば密室空間ですから、気にせずに色んなトレーニングが出来ますね。
ということで、車の場合は、どうしても運転第一になるので、なかなか集中力を使う効果的なトレーニングが出来ませんが、敢えてやるならスピ―キングの練習をする、安全な場所に止めた後でなら、密室空間という特性を活かしてその他のトレーニングをする、ということを考えてもらうと良いかと思います。
Have a good day!