まるでネイティブみたい。「英語が口を突いて出る」状態にするための考え方。

こんにちは。藤本です。

今日はスピーキングについてです。

「英語が口を突いて出る」

という状態は、ある意味、英語を勉強するすべての人の憧れの状態だと思うんです。

「英語がペラペラになる」

を目標に、英語の勉強を始めたという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、英会話をどれだけ続けても、そんな状態にならない、と感じる人は多いと思います。

いや、私の感覚では、英会話を続けていて、「英語が口を突いて出る」という状態になる人は、ゼロとは言いませんが、本当にわずかだと思います。

 

では、そうなるためにはどうしたら良いでしょうか?

いや、その前に、そもそも「英語が口を突いて出る」状態が必要なのでしょうか?

 

結論から言うと、IELTSで、6.5~7.0を目指す方に関して言えば、全然必要ないと思います。

このスコアを取得する人たちは、考えたことがすぐに口から英語で出てくる状態ではなくて、必死で頭の中で英文を考えながら、英語をしゃべっている状態が多いです。

そう、今のあなたと同じです。

 

7.0獲れている人でも、

「英語が口を突いて出る」

にはどうしたら良いか悩んでいます。

だから少し安心してください。

 

以前お話を伺ったある数か国語を流暢にしゃべる言語学者の先生も、頭の中は日本語で考えているとはっきり仰っていました。

だから厳密には「英語が口を突いて出ている」わけではありません。

そんなものなんです。

ノンネイティブの場合は。

もちろん私もそんなことは出来ません。

 

では、IELTSで6.5や7.0の場合、4点台や5点台と何が違うのでしょうか?

 

私の感覚ですが、それは塊で覚えている表現が多さだと思います。

例えば・・・

 

「それはいつのことか知らない」

という表現を

I don’t know when it is.

という塊で覚えていれば、この一文が滑らかに出ます。

が、そうでなければ、主語はIで、述語がdon’t knowで、、、といちいち考えながら組み立てなければなりません。

 

「私が欲しかったものは・・・」

という表現を

What I wanted is ・・・

という塊で覚えていれば、すぐにこの表現を主語に出来ます。

そうでなければ、Iを主語にして、行き詰ってしまうことになります。

 

そうやって塊で覚えている表現が多くなればなるほど、どんな内容でも塊でしゃべることが出来ます。

「英語が口を突いて出る」状態とは、こうした数多くの表現を覚えた延長上にある状態です。

 

だから英会話をただ続けても、こうした塊を覚える努力をしなければ、しゃべれるようにはならない、ということですね。

会話の中で出てきた表現をどんどん書き留めて、

それらを定期的に見直して整理して、

日本語だけを見て表現が出てくるように覚えて、

それを口に出す練習をして、

その結果ようやく覚えた表現に関しては「口を突いて出てくる」わけですね。

 

ある意味シンプルですが、スピ―キングに関しては、そういった考え方で臨むと良いですよ。

 

Have a good day!