IELTSリーディングで必要な文法の勉強とは

こんにちは。藤本です。

リーディングの読解で、混乱するケースの1つに

「自分の中にないパターンの構文が出てきたときに混乱する」

というケースがあります。

 

例えば・・

The way he swims looks strange.

この文章すんなり理解できますか?

 

この文章は、wayとheの間に関係副詞のhowが隠れています。

が、これが分からないと、まるで述語がswimsとlooksと2つあるように見えて、非常に混乱します。

でもhowが隠れていて、

(The way how he swims) looks strange.
「彼の泳ぎ方は変だ」

という文章構造が一度分かってしまえば、難なく読めてしまいます。

そして次から、The wayの後に節が来るときは、howが隠れていることが分かれば、次からも混乱することはないですね。

 

That  we eat meat is natural.

これも慣れていないと、述語がeatとisと2つあるように見えて混乱します。

理解できますか?

 

この文章の主語はThat節です。

(That we eat meat) is natural.
「我々が肉を食べることは自然だ」

という構造が分かれば、あっさり理解できます。

そして文頭にThatがあるときは、That節全体で主語になることもあるかも、って思えれば次からもそういう読み方が出来ます。

 

このようにリーディングにおいては、一瞬で取れなかった構文というのは、あなたの中に無かった構文パターンである可能性があります。

だから、問題を解いていて、一度で読めなかった構文というのはメモを残しておくと良いです。

あとから、そういった構文ばかりを集めてまとめて読んでいくと、案外自分が読めない構文のパターンというのがハッキリしてくる場合があります。

 

そういう構文は、一度じっくりと文法書の関連項目を読んでみることをおすすめします。

そうすると次からはあっさり読めるようになりますよ。

 

いつも「分からんなー」と思ったまま放置しておくのではなく、一度で良いので徹底的に調べてみると、その後楽になるんです。

 

リーディングにおける文法の勉強というのは、こんな感じです。

そのためには、「これは読めた」「これは読めなかった」というパターンを自分で認識することが大事ですね。

そんな意識をもってリーディングの勉強に取り組んでみましょう。

 

P.S.

日本人が構文を取るのに苦労する9つのパターンと、公式問題集に出てくる難しい構文の解説をまとめた教材を作りました。

リーディングの構文把握力を鍛えたい方は以下からどうぞ。

IELTSブースターパック