IELTSで成果を出すための簡単な方法

こんにちは。藤本です。

ピアノを長年やっている人は、楽譜を見ただけで、10本の指を使って曲を弾くことが出来ます。

ダンスを長年やっている人は、数回お手本を見れば、その通り両手両足を使って踊ることが出来ます。

しかし、素人はどうでしょうか?

そんなことできないですね。

 

英語も、上級者であれば、一度読んだものと大体同じレベルの英語を書けたり、聞いたものをそのまましゃべれたりします。

でもこれから英語を学びたい人は、いきなりそんなことできないです。

 

じゃあどうするかというと、ピアノでは指の一本一本の使い方、ダンスなら両手両足のそれぞれの動きを、個別に教えてもらいますね。

個別の動きであれば、素人でも簡単にマネできます。

数回練習すれば出来るようになることも多いです。

そして、その指一本一本の動き、両手両足の動きの集合体が、最終的にピアノが弾ける状態だったり、ダンスが踊れる状態だったりします。

自分にとって難しいと思うものをマスターする最も簡単な方法は、それを個別の要素に分解して、その個別の要素ごとにマスターしていくことです。

 

IELTSリーディングで考えると、英文がスラスラ読めて、設問も迷いなく解ける、という状態が完成形だとします。

何もない状態から、いきなりそのレベルを目指してはいけません。

代わりに、その完成形は、いくつかの要素の集合体である、というように考えます。

単語がほぼ分かる、構文が分かる、トピックセンテンスが分かる、何種類かある問題の解き方が分かる、という個別のスキルですね。

そして、それらが組み上がったものが、7.0だったり7.5だったりのスコアになって現れると考えます。

 

なので、それら個別のスキルを個別にマスターしていくことを考えましょう。

まず単語だけを徹底的にやる、

次にセンテンスを一度で理解出来る練習を徹底的にやる、

それが終わったら、パラグラフの中でトピックセンテンスだけを見つける練習を徹底的にやる、

問題も、まずはTrue/False/Not givenタイプの問題だけを徹底的にやる、

それが終わったら空欄補充タイプの問題だけを徹底的にやる、

こんな感じで、個別の要素に分解して、その要素だけを鍛えていけば良いわけです。

 

ライティングであれば、まず問題の見極めの練習を徹底的にやる、

次に設計の仕方を徹底的にやる、

その次は、イントロダクションの書き方だけを徹底的にやる、

さらに、ボディの最初のトピックセンテンスの書き方だけを徹底的にやる、

みたいな感じです。

 

それぞれの個別要素のマスターは簡単なはずです。

ピアノで人差し指だけの動きだけだったら簡単にマスターできるように。

 

そして、それらの個別スキルが万全の状態になったところで、それらを組み合わせて総合スキルに高めて行きます。

そうすればいつの間にか、手が届かないと思っていた領域に到達することが出来るようになります。

これがあらゆるスキルをマスターするときの原則です。

 

いきなりトータルで上げようとしないことです。

個別要素に分解して、それを1つづつマスターしていく。

遠回りに見えて、その方が簡単で、早いんですよね。

 

Have a good day!