どうすればIELTSリスニングのスコアは上がるか?

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IELTSはさっさと卒業して光をつかめ!
藤本です。

今日はカナダは労働者の日という祝日です。

24時間営業のスーパーも本日はお休みです。

利便性を追求すると常に店は開いているというのが正解だと思うのですが、たまにはこういうどこの店も閉まっている、という休日も静かで悪くないです。

 

さて、本日はリスニングについて。

いつも書いていますが、リスニングは感覚的なところが大きいので、

「これをやればそれだけで出来るようになる」

という特効薬は残念ならがなかなかありません。

ただ、言っていることを聞き取れるようになるまでのプロセスみたいなものはあります。

ここではざっくりと3段階で見てみます。

 

まず最初の第1段階は「何も分からない」

所々、単語は分かるけれども、全体としては何を言っているか分からない

この段階が最初ですね。

始めて本格的に英語の勉強に取り組む際は、まずここからのスタートになると思います。

もちろん、私も最初はこのレベルでしたよ。

 

ぶっちゃけ、このレベルにいるときは、リスニング力よりも、英語に対する拒絶感や苦手意識がかなり邪魔をしていると思います。

耳が最初から英語を聞き取ることを拒絶しているんですね。

その気になって、前のめりで、聞き取るつもりになれば、結構知っている単語って聞き取れるはずなんです。

それさえできれば、次の段階に無事進めます。

 

続いて第2段階「何となく何について話しているかは分かる。でも個別の文章の意味が分からない」

恐らくIELTSのリスニング対策を始めて、最も長くとどまるのがこの段階だと思います。

単語だけを拾って、そこから意味を類推しているレベルです。

実は、海外旅行をしたり、海外でただ生活をするためには、それほど複雑な話をする必要はないので、このレベルで十分だったりします。

でも、IELTSで6.5とか7.0を目指したり、海外の大学で授業についていくには、このレベルでは厳しかったりしますよね。

 

ここでの対策としては、構文で理解する感覚を身につけるということ。

「主語」が「述語」する、「目的語」を。

という単語と単語の関係性を、頭で考えるのではなくて感覚的に分かるまで、刷り込むことです。

そうすると、主語、述語、目的語の3単語さえ聞き取れたら、とりあえずそのセンテンスの意味は分かります。

まずは、この骨格部分(主語・述語・目的語)だけを捉える練習を繰り返して、後は徐々に枝葉の詳細部分を理解するように、自分の聞き取れる範囲を広げていきます。

 

そうなると最後の段階である「ところどころ詳細は分からないところはあるけど、だいたい構文や意味が頭に浮かぶ」という3段階目のレベルに達します。

この段階になると、ちょっと極端な言い方をすると、次に出てくる単語や構文が何となく予想できることがあります。

そうすると頭が一生懸命聞き取った内容を翻訳して理解する状態から、何となく予想した内容を確認する状態に変わり、かなり頭の使い方が変わってきます。

ここまで来るとIELTSでもスコアになるし、慣れが加わってくれば学校での授業もついていけるようになります。

 

リスニングのトレーニングをするときに、構文を捉えるということを意識していない人は多いようです。

これまで意識していなかった人は、是非意識して取り組んでみてくださいね。

 

 

~今日のメールセミナー感想~

「単純にスコア獲得だけでなく、今後の英語人生にも良い影響をあるなあとしっくりきました。」

藤本さま

こんにちは。

メールでのティーチングありがとうございました。

ボキャブラリーが乏しく、最近勉強を始めたため、リーディングのハイスコアの取り方で行き詰まっておりました。

これまで様々なテクニックをトライしてきましたが

「二度読み返り読みを絶対にしないという意識をもって」

というアドバイスが単純にスコア獲得だけでなく、今後の英語人生にも良い影響をあるなあとしっくりきたので、現在日々練習している最中です。

きっと良い結果になると信じております。

スピーキングのテンプレート制作ついても、日常生活で言葉に詰まらず、自分自身のことを話せるようになれると思ったのでとても良いなあと感じております。

ありがとうございまました。

今後も不定期のティーチング楽しみにしております。

(一部抜粋)

 

リーディングも含めた各セクションの対策はこちらから。

それでは、また。