IELTSライティングのテンプレートについて

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IELTSはさっさと卒業して光をつかめ!
IELTSトレーナーの藤本です。

今日から少し書き出しを変えてみました。
どうですか?

 

さて、今日はライティングの話を。

ライティングで、どのような設問に対しても、使える表現をテンプレートと言いますが、このテンプレートを使うことに関しては、意見が分かれるところです。

 

ある先生は、テンプレートは使わない方が良いと言います。

そうおっしゃる理由はよく分かりますし、テンプレートって無理矢理使うと、とても不自然で、かえって減点の対象になります。

 

でも、ライティング力が弱い人にとっては、何も手がかりもなくゼロから時間内に書くというのは、かなり大変です。

そういう人にとってテンプレートというのは、時間も短縮できるし、ミスを犯す可能性を減らせる、かなり強力な武器になるわけです。

私自身も、テンプレートは活用しまくってスコアを上げたという経験があります。

だからライティングスコア6.5をコンスタントに取れるくらいまではテンプレートの利用というのは私は良いと思います。

 

ただし・・・

テンプレートというのは、不自然に使われた途端に、むしろマイナスになります。

例えば、Task2で、賛成か反対かを問われている問題と、両サイドの見解と自分の意見を述べる問題で、同じ表現でポジションというのは述べられません。

だから、そういった設問タイプごとに異なるテンプレートを準備する、というのが、まずは重要です。

そのうえで、ベストな考え方としては、テンプレートは準備しているけど、設問や書きたいことに応じてカスタマイズするということです。

これなら、テンプレートによる時間短縮やミスの軽減というメリットを継承しつつ、不自然さがある、というデメリットも軽減できますね。

ライティング講座の受講生にも、テンプレートはお伝えしますし、それを覚えてもらっていますが、いざ本番で、そのテンプレートにそぐわない内容が出たときは、随時カスタマイズするように言っています。

テンプレートはそういう考え方で取り扱うようにしましょう。

 

ちなみに・・・

インターネットでテンプレートとして公開されている表現をそのまま使うのは、あまりお勧めしません。

私がこれまで添削をしていて、とあるページで公開されているテンプレートを使った文章を、7-8人に1人の割合で見ています。

話の展開上、本当に自然に使われているのなら良いのですが、さすがに、そんな割合で使われている文章なので、どうしても

「またか・・・」

という感覚になってしまいます。

多分、本番の採点官は、もっと大量に同じ文章を見ていると思われます。

・・・ということで、あまりお勧めしない理由は分かりますね。

お気を付けください。

 

 

~今日のメールセミナー感想~

「どのように勉強していこうかという構想を立てられました。」

○○と申します。
IELTSセミナー10日間に渡って読ませて頂きました。まだ勉強を始める前段階ですが、どのように勉強していこうかという構想を立てられました。ありがとうございます。

大学の交換留学のために求められるスコアは若干高いので、心配していましたが何とか目標スコア取られるように努力します。

(一部抜粋)

 

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※最近、メールが届かないケースが増えています。注意事項をよく読んで登録してみてください。

それでは、また。