ゼロから6.5を目指すシリーズ⑪ スピーキングの原理と戦略

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こんにちは。藤本です。

「ゼロからOA6.5を目指す」シリーズの11回目です。

このシリーズではTOEIC400点レベルからIELTS6.5に持っていくまでのプロセスを書いています。

前回までライティングの話をしてきました。

このシリーズもいよいよ大詰めて、今回はスピーキングの話です。

 

オーバーオールで6.5を目指すにはスピーキングとしては6.0に乗せたいですね。

まずスピーキングで6.0というのはだいたいどれくらいか見てみましょう。

こちらにサンプルビデオがあります。

 

この中の真ん中のビデオの女性が5.5-6.5のレベルとされています。

感覚的には5.5か6.0くらいでしょうかね。

これぐらいなら話せるかなという人もいるでしょう。

 

6.0はそんなに流暢という感じでなくても、難しい言い回しをしなくても大丈夫です。

しっかり伝わる表現で、相手に伝われば6.0は届きます。

 

逆に、この女性よりも早いスピードでしゃべれても、文章になっていなかったり、文法ミスだらけだとスコアは届かないということになります。

 

さて、目指すレベルを理解したところで、そこに向けてどのような準備をしたらいいかの話をしていきます。

まずスピーキング対策の基本的な方向性ですが、表現を覚えることです。

スピーキングというと、その場で頭の中にある思いを、即座に英語にしていくような感覚があるかもしれませんが、そのレベルが出来るのは上級者。

TOEIC4.0からのレベルなら、そこに至る前のステップが必要です。

それが「表現を覚えること」。

 

日本語が母国語の人は、普通、頭の中は日本語で考えます。

これは、どんな語学の達人でもそうみたいです。

例えば、国際結婚していて家の中でも家の外でも、一切日本語を見ることも、使うことも無い1日英語にしか触れない、という生活を数年続けた人は、頭の中も英語になる人もいるみたいですが、そうでない場合は、英語が流暢な人でも、基本、頭の中は日本語です。

 

で、その日本語を英語に変換していくのが、通常の流れです。

思い付いた内容のイメージ

日本語で言語化

英語に変換

英語で発音

こんな感じですね。

 

ところが、何度も何度も使った表現は、そのうち

思い付いた内容のイメージ

英語に変換

英語で発音

という短縮プロセスで表現できるようになります。

 

例えば、何かをもらったときに「Thank you」というのは、すぐに口から出てきますよね。

これは、Thank youというのが半分日本語になってるくらい何度も聞き続けた言葉だから、「ありがとう」という日本語を思い浮かべることなく、「感謝を表したい」という気持ちが浮かんだ時点で、即座に英語が出てくるわけですね。

同じように英語圏に住んだことある人ならレストランで「○○ください」という「Can I have ~?」って表現は、何度も使っていると、いちいち日本語から変換しなくても出てくるようになりますね。

そんな感じで、何度も使った言葉は、やがて日本語を介さなくても英語が出てくるようになるってことですね。

原理としては、そういったイメージと英語が直結するような表現をどんどん増やしていけば良いワケです。

 

ただ無限にある英語の表現をすべて覚えていくのは大変なので、効率を考えたらIELTSのスピーキングセクションで使える表現を優先して覚えていくということになります。

そこで、IELTSスピーキングセクションで使う表現を見つける方法が、スクリプトの準備です。

IELTSで想定される質問に対して、あらかじめどんな内容をしゃべるかを準備していくわけですね。

そしてそのスクリプトを声に出して覚えていくわけです。

 

一定以上のスクリプトを覚えていくと、やがて日本語を介さなくても英語に出来る割合が増えていって、応用も効いてくるようになります。

さらにラッキーなことに、IELTSのスピーキングでは、同じような問題が何度も出題されます。

なので、準備した通りの問題が出ることも当然あるし、仮に準備していない問題が出ても、上の原理によって、多くのスクリプトを準備しておけば応用も効くようになる、ということですね。

 

じゃあ、その具体的なステップは?と言う話は次回にしたいと思います。

ということで、今日はここまでに致します。

 

 

~今日のメールセミナー感想~

「内容も充実でアイエルツの受験が少し楽しみになってきました。」

藤本様

メールセミナーありがとうございました。

いま海外にて購読させていただいております。

日本語が恋しくなることがあって日本語での勉強方法を読めることに感謝しています!

内容も充実でアイエルツの受験が少し楽しみになってきました。

どうもありがとうございました!

(一部抜粋)

 

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それでは、また。