こんにちは。藤本です。
「ゼロからOA6.5を目指す」シリーズの7回目です。
このシリーズではTOEIC400点レベルからIELTS6.5に持っていくまでのプロセスを書いています。
今回はリーディングの話です。
OA6.5に乗せるなら、リーディングは6.5以上が欲しいですね。
その水準に持っていくまでに是非身につけたいポイントが大きく2つあります。
このポイントのお話をします。
まず1つ目は「英文読解の力」をつけるということです。
いや、当たり前でしょ、って思いますか?
でも、実際は、英文読解の力をつけるのではなく、試験のテクニックだけを一生懸命勉強している方が多いんです。
でも、英文読解という土台無しにテクニックを学んでも、ほとんど伸びません。
言わば、2階建ての建物の1階部分ですね。
1階部分がしっかりしていて初めて2階が作れるということです。
特にTOEIC400点レベルであれば、時間のほとんどをまずはこの力をつけることに割くべきでしょう。
この英文読解の力は、さらに3つに分かれます。
1.単語力
このシリーズの4回目でお話をしましたが、単語力をつけるのが、一番最初です。
単語力が無い限りは、どう頑張ってもIELTSクラスの文章は読めるようになれません。
単語を覚えるのが苦痛な人も
「何とか単語を避けてスコアを上げられないか」
と考えるのはあきらめましょう。
恐らく単語を避けた方が、よっぽど大きな苦痛が待っています。
2.構文読解力
複雑な構文も一度で読み取る力です。
単語が分かっても、構文が分からなければ、正確に意味は理解できません。
構文の理解のためには文法の知識も多少は必要かもしれませんが、それ以上に普段から常に構文を意識して読むクセをつけるとことですね。
リスニングと同様です。
常に主語と述語を探すようにして読む練習をします。
1.と2.が出来た段階で、基本的にはほとんどの文章でリーディングの最大の敵である二度読みがなくなるはずです。
3.パラグラフ読解力
単語が集まってセンテンスが出来ます。
センテンスが集まってパラグラフが出来ます。
このパラグラフ全体で何を言わんとしていたのかを理解する力がパラグラフ読解力です。
英語はかなり論理的な言語で、パラグラフというものにも意味があります。
基本的には1つのパラグラフで「言いたいこと」は1つです。
そして、この「言いたいこと」を表しているのがパラグラフの中で最も中心になるセンテンスであるトピックセンテンスです。
センテンスの中で一番重要なのが主語と述語でした。
パラグラフの中で一番重要なのがトピックセンテンスです。
このトピックセンテンスが探せる力が身につくと、パラグラフで何を言いたいのか、そして各センテンスの役割というものがきれいに見えてきます。
これら3つの力をつけてから、2階建ての2階部分を作っていきます。
それが、「IELTSの問題に素早く精度よく回答していく力」です。
こちらもさらに3つに分かれます。
4.問題を解く順序の理解
問題を解く順序が適切でないと、問題を解くたびに本文を行ったり来たりしなければなりません。
これが本当に時間を食います。
IELTSの問題は必ず本文に根拠がありますが、この根拠箇所が出てくる順序は一定のルールがあります。
これを理解しておき、常にその順序で回答することで、回答時間を短縮します。
5.情報探索力
回答順序を理解しても、探している情報が本文に見つからないと、結局行ったり来たりして時間が過ぎていきます。
IELTSでは、パラフレーズ(同じ意味を違う単語で言い換えること)がたくさん散りばめられているので、設問にある単語を探しても本文に無いケースが多々あります。
このパラフレーズされた表現をどんな感覚で探していけば良いのかを身につけます。
6.各設問タイプ別の解法理解
IELTSリーディングはいくつかのタイプの設問が出ます。
この設問タイプごとに引っ掛けのパターンや間違いやすいポイントを理解していきます。
これらを番号の若い順に身につけていきます。
くどいようですが、1階部分の1-3が優先です。
では、どうすればいいのか?
使う教材は、単語帳と公式問題集の2つだけです。
意外かもしれませんが、私自身、IELTSのリーディングの勉強をしたときはこの2つしか使ってません。
単語帳は当然1の単語力強化に使いますね。
ということは、2~6の力をつけるのに使うのは公式問題集だけです。
その代わりちょっと特殊な使い方をします。
早い話が使い倒します。
では、今日はここまでに致します。
~今日のメールセミナー感想~
「弱点であるリスニングの克服の仕方がわかりました」
10日間のアイエルツ対策メールセミナーありがとうございました。
私は今まで、アイエルツを独学で勉強していましたが、なかなか独学は難しく、挫折することが多かったです。
今回の藤本先生のメールセミナーで、弱点であるリスニングの克服の仕方がわかりました。
やみくもに、リスニング問題を解いているだけでは、いつまでたっても本当のリスニング力は身につかないことに気づきました。
藤本先生が教えてくださった方法で、リスニング力を段階的に鍛えようと思います。
弱点を克服して、留学という自分の夢を叶えたいと思います。
メールセミナー本当にありがとうございました。
またお世話になる機会があると思いますが、宜しくお願い申し上げます。
(一部抜粋)
※最近、メールが届かないケースが増えています。注意事項をよく読んで登録してみてください。
それでは、また。