IELTSリスニングの選択肢問題での傾向

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こんにちは。藤本です。

リスニング問題で、苦手な人が多いのが選択肢問題ですね。

 

まず、選択肢を事前に読み切れない、という問題があります。

これは1問目の穴埋め問題の先読みをする際に、与えられた時間内で、指定された問題だけの先読みをするのではなく、どんどん次の設問の先読みもやっていって、貯金を作っておく、というのが1つの対策になります。

そうすることで、少しでも選択肢問題の先読みをする時間を確保するということですね。

 

次に、それでも読み切れない場合ですが、その場合は音声が流れている間は、選択肢を読みながら聞くのは止めて、聞くことに集中した方が良いです。

人間、読みながら聞くというのは出来ないです。

・・・と、ここまでは、過去の記事でも何度か触れてきています。

IELTSリスニングで問題先読みが間に合わないとき

 

ところが、選択肢問題は、例え先読み出来たとしても、案外正解率が低いという問題があります。

今日は、先読みが出来た場合のお話を。

 

この選択肢問題に限らずですが、IELTSの1つの特徴となっているのがパラフレーズ(同じ意味を違う単語・構文で言い換える)が多様されるということです。

リスニングセクションでも、それが言えて、かつ最もパラフレーズの力が試されるのが選択肢問題というわけです。

 

IELTSの過去問などをやっていて、こんな感覚ありませんか?

選択肢問題の不正解の選択肢に含まれる単語は、そのままリスニングの音源に出てくるけど、正解の選択肢に含まれる単語は、パラフレーズされて音源に出てくる

この感覚を持っている方は、結構過去問をやりこんでいる方だと思います。

その感覚は正しいです。

 

全部の設問がそうとは言い切れませんが、不正解の選択肢は、受験者が間違って選びたくなるような表現がよく入っています。

特に多いのが、音源の方で、はっきりと発音される単語が含まれているケースです。

確かにその単語は音源で発音されているけれども、選択肢とは真逆の意味を言っているということは非常によくあります。

逆に正解の選択肢は、「ん?こんなこと言ってたっけな?」という感じの内容になっていることがよくあります。

しかし、実際のスクリプトを見ると、アクセントが置かれていない箇所で発音された単語が入っていたり、パラフレーズして別の表現で言われていたりします。

出題者としては、単語だけを拾って聞く聞き方ではなくて、きちんと意味を理解しながら聞けているかを確認したいわけですね。

なので、こういう傾向というのはよくあります。

 

ということで、リスニングの選択肢問題は、ハッキリ聞き取れた単語が入っている選択肢はむしろ怪しい、くらいの感覚で捉えると良いと思います。

そして、正しい選択肢を選ぶというよりは、間違った選択肢を消去していく消去法の方が、選びやすいことがあります。

選択肢問題が苦手な方は、ちょっとそんな意識で取り組んでみて下さい。

 

 

~今日のメールセミナー感想~

10日間メールありがとうございました

私が一番役にたったかなと思うのは、リスニングの主語述語を常に探す癖をつけるという点です。

私は何度も読み返したりする癖があって、普通の英語の試験でもいつも時間が足りなくなっていました。単語は分かるのに、どうして理解できてないのか、わからないことも何度もあったのですが、その解決の糸口が見えた気がします。

これから初めてIELTSを受験するのですが、いろいろ教えて頂いたことをもとに今の英語のレベルがステップアップできれば~と思ってます。

 

苦手なセクションがある方は、こちらからどうぞ。

※最近、メールが届かないケースが増えています。注意事項をよく読んで登録してみてください。

それでは、また。