受け身を使うときの注意点

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こんにちは。藤本です。

今日はIELTSライティングの添削をしていて、非常によく出てくる間違いの話です。

多分ライティング5点台の人は半分以上、この間違いをしているんじゃないでしょうか。

(×)Trains are used travels.

日本語で言うと、「旅行のときに電車が使われる」という感じですね。

どこが間違いか分かりますか?

 

 

はい。

travelsの前に何か前置詞が必要ですね。

(○)Trains are used for travels.

となります。

この受け身を使った直後に目的語のように名詞を置くという間違いが、とっても多いんです。

なぜ受け身の直後は名詞が置けないか分かりますか?

 

受け身を元の能動態に戻せば分かります。

「使われる」を「使う」に戻すと主語が明確になりますね。

ここでは主語をPeopleとすると

(○)People use trains for travels.

となりますね。

ここではuseの目的語がtrainsです。

これを受け身にしたらtrainsが主語になって

(○)Trains are used for travels (by people).

ってなりますよね。

つまり受け身を使っている時点で、元の構文の目的語を主語にしているんです。

だから受け身にした時点で、目的語は無くなるということです。

 

例外はあります。

元々の文章に目的語が2つある文章(第4文型)です。

(○)I gave him a present.

これは目的語がhimとpresentの2つあるので、どちらかを主語にして受け身にしてももう1つの目的語が残ります。

(○)He was given a present (by me).
(○)A present was given him (by me).

 

ということで、目的語が元から2つある文章以外は、受け身にしたら目的語がつかないって覚えておきましょう。

それでは、また。