自動詞と他動詞の違いをスッキリ理解する方法

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こんにちは。藤本です。

今日はIELTSライティングでよく起こる英文法ミスの1つについて書いてみます。

それは「自動詞」と「他動詞」の混在です。

コレ、なかなか感覚的に分かりにくいみたいですね。

今日はこの違いを理解してスッキリしましょう。

 

自動詞と他動詞の違いは分かりますか?

・自動詞は目的語を取らない
・他動詞は目的語を必要とする

まずこれを覚えましょう。

シンプルですね。

だから動詞の後に目的語があれば他動詞、動詞の後に目的語がなければ自動詞です。

目的語は名詞ですから、端的に言えば動詞の後が名詞なら他動詞です。

 

I go to school.

はどっちですか?

動詞goの後ろは前置詞toで、名詞ではありませんから自動詞ですね。

 

I have a dog.

はhaveの後ろに名詞があるので他動詞ですね。

 

IELTSでよく出てくる単語で、ミスする率が高い単語にincreaseがあります。

increaseは自動詞、他動詞どっちでしょう?

答えはどっちもあります。

だからややこしいんですね。

でも意味が分かると納得します。

自動詞のときは「増える」です。
他動詞のときは「を増やす」です。

つまり他動詞のときは目的語があるので、「(主語が)目的語を増やす」という意味になるわけですね。

 

He increased the study time.
(彼は勉強時間を増やした)

このようにincreaseを他動詞として使う場合は、主語が増やす主体になります。

誰かが意図をもって増やしたとか、何かが原因となって増えたとか、目的語が増えた責任を明確に示したいときです。

 

逆に、自動詞のときは目的語がないので、増える対象は主語しかありません。従って「(主語が)増える」となるわけですね。

Population increased.
(人口は増えた)

自動詞increaseを使うときは、増えた原因とか責任者を明確にすることなく、ただ単に「増えた」という現象だけを表現します。

increaseの自動詞と他動詞の違い、分かりましたでしょうか?

 

では問題です。

(×)Population was increased.

コレ、よく見る間違いですが、どういう意味になるか分かりますか?

ヒントは、受け身になれるのは他動詞だけです。

 

受け身は、本来目的語だったものを主語にしたときの言い方です。

つまり

Population was increased.

は元の形に戻すと

Something increased population.

となるわけですね。

「何かが人口を増やした」という言い方を受け身にしたときに

Population was increased by something.

となります。

ということで

Population was increased.

「人口は(何かによって)増やさせられた」

となります。

これは普通、言いませんよね。

人口は誰かが意図的に増やした、ってことになりませんので、やはり自動詞の「増えた」を使うのが自然です。

 

さあ、これで自動詞と他動詞の違いは大丈夫ですね?

もうこのミスはしないようにしましょう。

 

ところで、IELTSでは今回取り上げた自動詞・他動詞のように、文法的にしっかり知っておかなければならないポイントがいくつかあります。

それらはどのように勉強していけばよいのでしょうか?

私は、文法はインプット系(リスニング・リーディング)とアウトプット系(ライティング・スピーキング)で別の対策を行う必要である、と考えています。

この考えについては以下で説明していますので、宜しければ読んでみて下さい。

文法知識が実際の英文で使えるようになるには?
こんにちは。藤本です。 こんなご質問を頂きました。 文法の勉強をしています。 参考書も読み終えましたが、あまり記憶に残っている、使えている気がしません。 どうしたら良いでしょうか。 文法の練習は、文法書を読んで、理解して、それで終わり、とい...

 

 

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私は22歳で、小学校から大学まで勉強をする環境にいましたが、勉強の方法を学ぶことはありませんでした。
自分の勉強方法に癖が完全に出来ていると思います。
他人がどうやって勉強しているかなんて今まで全く関心がなかったのですが、自分の勉強方法がベストなわけないので、もっと早いうちから自分の勉強の癖を直しておけば、、!と思ったのが理由です。

これからの受験までの3ヶ月間でどれくらいレベルアップ出来るのか分からないですが、やり抜きたいと思います。
目指すは、一回で目標スコア達成です!大学在学中に留学するのが夢でしたが、叶わないまま社会人になり、人生心残りで後悔したくないと一発発起しております(^_^)

本当にありがとうございました。

(一部抜粋)

 

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