英文が読めても内容が頭に残らないときは

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こんにちは。藤本です。

リーディングでよくある悩みの1つが、こんな悩みです。

「単語は分かる」
「1つ1つのセンテンスは理解できる」

しかし、しかし、

「1つ1つのセンテンスは分かるのに最後まで読むと、結局何が言いたかったのかは頭に残っていない」

 

思い当りませんか?

結構、英語力がある人でもこうなるようです。

こうなると、せっかく一度読んだパッセージを、何を言いたかったのかを確認するためにもう一度読み直さなければならなくなります。

IELTSリーディングの時間がない場面では極めて大きなロスになります。

 

当然ですが、私も同じ道を通りました。

このときの頭の使い方はこんな感じです。

 

「最初のセンテンスはどういう意味かな~。」

→(センテンスの解釈)

→「うんうん、分かる分かる。知らない単語もなくて良かった~。じゃ次のセンテンスはどうかな~。」

→(次のセンテンスの解釈)

→「この単語の意味はよく分からないけど、大体の意味は分かるな。じゃ次。」

 

こんな感じでパッセージやパラグラフの最後まで読み終わったとき、ふとそのパラグラフで何が書かれていたかが分からなくなります。

これは、脳が1つ1つのセンテンスを訳すことに100%使われている状態なわけです。

そして、時間を気にしながら、どんどん次のセンテンスを目で追っていく状態です。

この状態だとパラグラフ全体で何を言いたいかが分からなくなります。

どうしたらいいか?

 

もし1つ1つのセンテンスの意味が分かっているなら、もう一歩踏み込んで、そのセンテンスの役割というものを考えてあげるんです。

そのセンテンスはこのパラグラフの中ではどういう役割を果たすために存在しているのか?

この問いかけをしながら読み進んでいきます。

最初は、これを英文のセンテンスを解釈しながら同時に考えることは難しいかもしれません。

難しければセンテンスを解釈した後に、一瞬だけそのことを考えてあげるんです。0.5秒くらい。

それくらいなら大した時間ロスではないですね。

少なくとも後で2度読みするよりはマシです。

これはトレーニングです。そういう読み方を習慣づけてあげることです。

センテンスの役割を分析するには着目すべきポイントとコツもあります。

具体的な方法はこちらでお伝えしています。来月からは価格も上がる予定ですので、そんな読み方を身につけたい方はお早目にお問い合わせください。