英語の勉強は続くよどこまでも

 

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こんにちは。藤本です。

私たちは英語が自在に使えるようになるという状態に憧れますよね。

留学を目指す人も英語が使えるようになるというのはその目的の1つだったり、留学を考えるきっかけになっていたりします。

じゃあ留学したら母国語並に英語が使えるようになるのかと言えば、全然そんなこともないです。

留学に必要なIELTS6.0-7.0の水準をクリアした場合の感覚ってどんなものなのか、私の経験を元に書いてみたいと思います。

 

一応、私の経歴を書いておくと、20代までは全く英語は使わず、30歳になる歳に一念発起して英語の勉強を始めて1年半でIELTSで言うと7.0の水準をクリア、その後カナダに2年間MBA留学をして無事に卒業した、という経歴です。

で、留学していたときも、卒業した時期でも

日本語と同じ感覚で英語が使えるという感覚は全くありません。

英文を読むときや聞くときは、エイっと気合を入れ直さないと英文は頭には入ってきません。

留学当初は授業で聞く英語の10%も理解できませんでした。

2年間授業を聞き続けて、ようやく教授のレクチャーは6-7割は理解できるようになりました。またネイティブでも私に向かって1対1で話をするときはほぼ理解できるようになりました。

しかし学生同士、特にネイティブ同士のディスカッションにはまあついていけませんでした。

7.0の水準でもそんな状態です。

英語を仕事で使ったり、ネイティブ同士の会話に割って入っていくには、まだまだ足りません。

 

仕事と言えば、留学時代にインターンシップをしたことがありました。

そこで帰国子女のバイリンガルだった男性がいました。

その男性の英語は私から見るともちろん完璧だったのですが、それでも職場のベテランのおじさんからは

「その単語は子供が使う単語だ」
「その言い回しはなってない」

とダメ出しをもらってました。

単に英語が使えるということと、ビジネスの現場で使う英語には、またレベルの違いがあるようです。

 

ということで、留学して授業をしっかり理解したり、現地で英語で仕事したいと考えるなら、IELTS6.5とか7.0はまだまだ通過点です。

そういった目標がある人は、さっさとこの通過点を通過して更なる高みを目指しましょう。