IELTSライティングのチェック項目2

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こんにちは。藤本です。

前回からIELTSライティングTask2の論理展開面のチェック項目について書いています。

 

今日は「サポーティングアイデアが適切か」という話です。

よくIELTSのライティングではアイデアの良し悪しは問わないと言われます。

それはそれで正しいのですが、「何でもよい」というのとは違います。

ここを意識しておきましょう。

 

Task2では質問に対して自分のポジションを示したら、あとはサポーティングアイデアでそのポジションを論理的にサポートしていきます。

ここで、サポーティングアイデアを含むパラグラフを作るときは「1つのパラグラフには1つのトピック」という英文の大原則を意識しなければなりません。

つまりパラグラフには色々な情報が入りますが、結局言いたいことは1つに集約できる、という具合にまとめていかなければならないわけです。

 

このために、まずパラグラフにはトピックセンテンスという、そのパラグラフで言いたいことが集約されたワンセンテンスを含める必要があります。通常このトピックセンテンスはパラグラフの冒頭に入ります。

もし、このトピックセンテンスがなかったり、あってもそのパラグラフを集約した内容になっていない場合、そのパラグラフで何が言いたいかが明確になりません。

トピックセンテンスが明確である、というのはIELTSライティングの採点基準の1つにもなっている重要なポイントです。

 

次にそのパラグラフに含まれているサポーティングアイデアが、そのトピックセンテンスで書かれている内容に関連しているか?というポイントがあります。

サポーティングアイデアを書いているとついついトピックセンテンスの範囲を超えた無関係な部分まで話が飛んでしまうことがあります。

あるいはひどいときにはトピックセンテンスとは逆の立場、例えば賛成の意見を述べるパラグラフであるのに、反対意見を後押しするようなサポーティングアイデアを書いているケースもあります。

これはNGですね。

 

さらにサポーティングアイデアの重複。これも避けるべきものです。

1つのトピックに対して2つ以上のサポーティングアイデアを述べるのは良いのですが、この2つが非常に似通ったことを言っていて重なり感がある、そんなときは何が違うのか、読み手が混乱してしまって、せっかくのサポーティングアイデアが機能しないに等しくなります。

 

このようにサポーティングアイデアは何でも良いわけではなくて、あくまでポジションや結論をサポートするためのアイデアであるべき、ということです。

逆に言うとサポーティングアイデアもポジションをサポートするために効果的なものを選ぶ必要があるということです。

あなたのサポーティングアイデアは大丈夫でしょうか?

次回は3つ目のポイントをご説明したいと思います。

最後までありがとうございました。