IELTSライティングのチェック項目1

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こんにちは。藤本です。

IELTSライティングでは大きく「論理展開力」と「表現力」が必要です。

このうち論理展開について、ちょっと捉えどころがないと感じる人もいると思うので、チェックすべきポイントのいくつかを今日から3回シリーズでご紹介したいと思います。

Task1とTask2で異なりますが、今回のシリーズではTask2を扱います。

 

さて、今日ご紹介するのは「ポジションが示され、結論が導かれているか」というチェックポイントです。

これには更に細かくいくつかの要素が分かれますが、今日は2つほど。

 

まず一番大事なのは質問に対して正しくポジションを取っているかということです。

例えば

「どの程度賛成か」

という質問タイプだったら、「完全に」賛成か、「ある程度」賛成か、「ある程度」反対か、「完全に」反対かを示します。

「メリットとデメリットどちらが大きいか」

という質問だったら、「メリットが大きい」か、「デメリットが大きい」かのいずれかのポジションを示します。

「両者の言い分を議論して自分の意見を述べなさい」

だったら「一方の意見に賛成」か、「両者の折衷案」か、「両者に考慮しながら第三の案」か、などのポジションを示します。

これが、ポジションが明快に示されていない場合はもちろん、質問に合ってない表現でポジションを書いた場合も、正しく質問に答えていないということになってしまいます。

テンプレートに頼った書き方をした場合、たまに変化球的な質問があったときに対応できず、ここで失点してしまいます。

ここで失点すると、その後どんなに素晴らしいことを書いていても、質問されてないことを書いていると判断されてしまい、高スコアは望めません。

 

もう1つ、一度そのポジションを取ったら、論文全体を通じてそのポジションを貫き通し、結論を導かなければなりません。

例えば「完全に」賛成なら、その「完全」な部分を説明して結論に導く論述が必要です。

途中で否定しがたい反対の理由を入れてしまうと、なぜ「完全に」なのかの論拠がなくなります。

また「メリットが大きい」というポジションを取るなら、なぜデメリットよりメリットが大きいのかという理由が必要です。

単に「メリットとして○○がある」という理由だけでは「デメリット<メリット」という結論を導くには弱くなります。

この部分もライティングの採点基準になっている部分であり、Task2の論理展開としてはとても重要です。

 

是非ご自分のライティングをこういった観点で見直してみて下さいね。

明日は2つ目のチェックポイントについて書いてみます。

最後までありがとうございました。