こんにちは。藤本です。
私が留学前に英語を勉強していた頃、TOEFLには文法問題がありました。
だから否応なく文法の勉強をしました。
でも今のTOEFLやIELTSには文法問題がありません。
だから文法を直接勉強する機会はひょっとすると多くはないのかもしれません。
そのせいか、ライティングの添削をしているとときどき文法力に課題がある人がいます。
文法力が弱いと、文法ミスでスコアを落とすだけでなく、ひどい場合は文章の意味が全く伝わらず、内容的にも大幅な減点につながってしまいます。
ということで、文法からやり直したい人向けの勉強法について書いてみます。
文法と言えば文法書で勉強するのが王道と言えば王道です。
根気よく分厚い文法書を制覇できればかなり文法力はつくでしょう。
ただ、分厚い文法書を最初から読み込むのはなかなか難しいです。
分厚い文法書はどちらかというと分からないときに戻る辞書としての使い方が一般的でしょう。
では、文法をやり直したい人はどこから始めればいいか。
そこでおすすめしたいのがこの本です。
この本はタイトルは変わりましたが、「英文法講義の実況中継」の改訂版です。
この本、大学受験でお世話になった人も多いのではないでしょうか?
私が大学受験した時代からあった本ですから、かれこれ20年以上前からのロングセラーということになります。
私がTOEFLの勉強を始めたときに最初に読んだ本でもあります。
内容的には大学受験特有の細かい問題が入っているところもありますので、全部が全部必要というわけではないですが、他の文法書にはない軽いノリで文法を総復習できます。
そして説明が非常に分かりやすいのも特徴です。
特に説明が秀逸だなあと思う箇所をいくつか挙げると
第3回 動詞・文型の講義(3) 補語がわかると英語がわかる
第5回 時制の講義(1) 現在完了はどいういう気分で使うのか
第9回 受動態の講義(1) 目的語がないと受動態にできない
第28回 第5文型の講義(2) 英語がわかるかどうかの岐路
第34回 名詞の講義(1) 単数・複数の感じをきちっとつかむこと
第36回 代名詞の講義 代名詞で誤りやすいのはどこか
第44回 関係詞の講義(2) 関係代名詞と関係副詞のちがい
第49回 比較の講義(3) 倍数表現をマスターする
などです。
いかがでしょうか?
ちょっと知識が曖昧だなと感じるところがあれば、文法は一度時間を作ってきっちり押さえておくことです。
文法は一度覚えておくと、それ以降は自信を持って取り組むことができますよ。
最後までありがとうございました。