こんにちは。藤本です。
前回、留学までの英語学習歴について書いてみました。
留学前はTOEFLの勉強だったので、今回はその後のIELTS学習歴について書いてみます。
留学を終え、帰国したとき、正直しばらくもう英語はいいやって思ってました。
MBAのコースで散々英文を読まされて、散々レポートを書かされて、プレゼンさせられた後だったので、しばらく日本語に浸ってたかったんです。
そして日本語の本を貪るように読んでいました。
留学は会社を休職して行っていたので、帰国後は元の会社で働いていました。
多少海外の仕事もやるようになりましたが、基本的には相変わらず英語は使わない仕事がメインでした。
そんな私が再び英語学習を開始したきっかけが海外移住を考えるようになったことです。
カナダの永住権取得を考えるようになっていました。
カナダの永住権にも色々ありますが、私が目指したコースでは英語力証明のためにIELTS(ジェネラルトレーニングモジュール)で全セクション6.0以上のスコアが必要でした。
そこで重い腰を上げて再びIELTSの勉強を始めるようになったのです。
帰国して3年経ったときでした。
TOEFLでスコアを取ってMBA留学までしている人が、その後IELTSでスコアを取るのは簡単に思えるかもしれません。
もちろんゼロから勉強する人に比べるとずっとアドバンテージはあると思いますが、でもこれも意外に苦労したのです。
最初の受験結果は5.5。
セクション別でも6.0を越えたのはリスニングのみという惨敗でした。
3年間英語をほとんどメンテナンスしなかったおけげで、英語力は見事に落ちていました。
そこで、公式問題集を中心に再び留学前のときのように集中して勉強をし直した結果、2ヶ月後の受験ではリスニング、リーディング、スピーキングは6.0を超えました。
ただ1セクションのみライティングだけがなかなかクリア出来なかったのです。
ライティングはTOEFLのときは得意科目でした。自分なりのテンプレートを作って、それを当てはめる作戦で常に安定して高得点を取れていたので安心していたのですが、IELTSのライティングは同じ作戦が全く当てはまりませんでした。
そこで改めてIELTSについてしっかり研究するようにしました。
ライティングの採点基準について研究したのもこの頃です。その結果、自分がTOEFL用に準備していたテンプレート作戦ではなぜスコアが伸びないのかもよく理解できました。
よく言われますが、IELTSのライティングはテクニックもありますが、やはり総合的なライティング力が必要になります。
TOEFL受験時代、テクニックで乗り切っていたライティングで本当のライティング力をつける必要があったのです。そのことに気づいてからはもう一度ライティングの基礎を作り直しました。
自分のライティングを客観的に診てもらうために、添削も受けました。
そして2ヶ月後の受験で何とかライティングも含む全セクション6.0以上を達成しました。
これで無事に永住権申請が出来たのです。
次に私はアカデミックモジュールにチャレンジすることにしました。
留学する予定があったわけでもありませんが、ここまで来たらアカデミックもやりたいなあという気持ちでした。
アカデミックは多くの海外大学・大学院で求められるオーバーオール7.0を目標として、3ヶ月の期間を設定して取り組みました。
この3ヶ月は、それまであまりやっていなかった単語のやり直し、シャドーイングへの取り組み、リーディングの設問別の回答方法の研究、アカデミックモジュールにおけるライティングの設問と模範解答の研究も行いました。
そしてその甲斐あって3ヶ月後に無事7.0の達成となりました。
ということで前回、今回と私の英語学習歴を書いてきました。
世の中には私なんかよりももっともっと凄い人はたくさんいます。
だけど、数年前IELTS3.5程度の力しかなかった自分がここまで来たことにちょっと感慨を覚えると共に、そのレベルから積み上げてきた経験をお伝えして少しでもお役に立てることがあればと思って、このブログを書いています。
海外留学や移住を目指す日本人にとって英語力の証明は避けることができない大きな壁です。
その壁を多くの人が乗り越えられるよう、これからもお伝えできることを書いていきたいと思います。
最後までありがとうございました。