私の留学前の英語学習歴

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こんにちは。藤本です。

今日は私の留学前の英語学習歴について書いてみようと思います。

ちょっと長いですが、良ければ読んでみてください。

今でこそこんなIELTSブログを書いている私ですが、数年前まで英語が全くできない側の人間でしたので、そのプロセスを見てもらうことで、今英語に苦労している人も自信を持ってもらえたら嬉しいです。

 

私が留学を意識して英語を勉強しようと思ったのが、30歳になる年でした。

それまでの私の英語の実力を客観的に示すものは少ないですが、23歳で社会人になったときに就職した会社で一度TOEICを受験させられたんですよね。

そのときのスコアが確か410点でした。IELTSで換算すると3.5くらいでしょうか。

大学受験で英語を勉強して以降は、ほぼまともに英語を勉強することなく大学を卒業したので、大学を卒業した社会人1年目としては、多分平均よりだいぶ低かったと思います。

でも元々英語に対するモチベーションは全く無かったので、悔しい思いも恥ずかしい思いもありませんでした。

同じ試験で600点を取った同期に「おー、すげーなー」と思っていたくらいでした。

 

その後仕事で英語を使うこともなく、もちろん英語を勉強することもなく3年を過ごしました。

社会人3年目に配属された部署ではなぜか英語で朝礼をやっていました。ちなみに、会議参加者は全員日本人です。今流行っている社内英語公用語化の先駆けですね。

当時私は、週1回のこの会議がとても憂鬱で、どうやって乗り切るかばかり考えていました。

そのときやっていたのは日本語で原稿を作って、インターネットで自動翻訳する方法でした。そして、翻訳された英文をそのまま棒読みしていました。

今考えると、当時の自動翻訳の技術は低くて、翻訳された英語もめちゃくちゃだったのですが、それを修正する術も持たなかったわけです。

それくらい英語を避けていた人生でした。

 

そんな私が留学を意識して、真正面から英語の勉強を始めたのは社会人7年目でした。

TOEIC410点から7年間、英語を避けてきていたので、その段階では恐らくTOEIC350点くらいの実力だったのではないかと思います。

にも関わらず、MBAを目指すという大それた目標を作ってしまったわけです。

まあ今となってはよくそんなこと考えたなーと思います。当時は根拠のない自信だけがあったという感じでした。

当時、海外留学のためにはIELTSという選択肢は一般的でなく、TOEFLに取り組むことになりました。

自分なりに勉強を始めて最初にTOEFLを受験したのが2005年1月です。当時のTOEFLはCBTの時代ですが、そのときのスコアが137点でした。

このスコアはIELTSで換算すると4.0程度です。

まあ勉強し続ければスコアは上がると、これも根拠のない思い込みで、それ以降毎月TOEFLを受験し続けました。(当時はルール上月1回の受験しか出来ませんでした)

そして気づけば21ヶ月、21回の受験を経験していました。

そこで最終的に257点(IELTS換算で7.0)を取得して留学が実現出来ました。

 

正直、途中で何度も挫折しかけましたが、自分で決めて自分で始めたことを途中で投げ出すのだけはイヤで、意地になって続けたという感じです。

一番辛かったのは、スコアがガクっと下がる時期があったことです。

順調に伸びていたスコアがあるとき急に下がるみたいな時期がありました。そしてそこから3ヶ月くらいかけて元の水準に戻すのですが、その次の試験でまた謎の急降下。こんなガクっと下がるサイクルを3回くらい経験しました。

何度やっても壁に跳ね返されるといった感じで、この時期だけは本当に辛かったです。

しかし苦しくても頑張って最終的には何とか目標を突破した経験は、今となっては本当に他のものに代え難い経験だったと思います。

 

この間にやっていたことを書いてみます。当時はTOEFLの勉強でしたがIELTSでも基本的に同じだと思います。

●単語記憶

単語を覚えることが、私の英語力を伸ばした基礎でした。

TOEFL用の英単語帳を買って1から覚えていきました。1冊クリアしたら次の1冊を買って、また覚えていきます。当然2冊で共通する単語もたくさんありますが、1冊目では出てこなかった単語も補足できて、次第に穴がなくなっていく感じです。最終的には3冊の単語帳を記憶しました。

 

●リスニング

基本的に同じ音源を何度も聞きまくることがメインでした。

参考書についているCDから、英文が流れていない沈黙の時間や日本語の説明が入っている部分を全てカットし、英文のみが流れる音源を作りました。1回30分くらいの音源を4セット分作り、あとはひたすらその音源を聞きまくるという方法です。

聞くときも、今回は全ての動詞を聞き取る練習、今回は冠詞を聞き取る練習、今回は1.5倍速で聞いて意味を追いかける練習、という感じで毎回テーマを持って聞いていました。

多分、軽く100回以上は聞いたと思います。

 

●リーディング

リーディングに特化したトレーニングはあまりしませんでした。

基本は単語力を強化することと、リスニングと一緒に英文を頭から理解していくトレーニングをしていました。

 

●ライティング

ライティングは参考書の模範解答を写経しながら、自分の表現を増やしていき、最終的には自分なりのテンプレートを準備するようにしました。

このテンプレートが出来上がることで、常に迷いなく、安定したスコアが取れるようになりました。

 

ということで、少し長くなりましたが、私の留学前の英語学習について書いてみました。

ここで言いたかったのは、IELTSで換算すると4.0からのスタート、それも30歳を越えてのスタート、そして英語嫌いという悪条件だった私でも、21か月後には7.0まで伸びたということです。

多分これを読まれている方は、私よりは条件が良い方が多いのではないかと思います。

だから大丈夫なんです。やれば出来るんです。

ただグーンと伸ばすにはちょっとだけ時間がかかるんです。

これを読んで少しでも自信をもって取り組んでもらえたらなと思います。

次回は留学後の話になりますが、私のIELTSの学習歴について書いてみたいと思います。

最後までありがとうございました。