こんにちは。藤本です。
大人になってから第二言語として英語を身につける場合、ナチュラルスピードの英語を聞き取るにはそれなりに集中力が必要です。
2年間カナダに住んで大学院で毎日授業を受けていた私でもそうです。
集中力がないと英語は単なる音の流れのように聞こえます。
集中力があってこそ、英語はくっきりと意味のある言葉として聞こえるようになります。
この集中力を高めるにはどうすれば良いでしょうか。
リスニング上達法は世の中にたくさん出回っています。
・ディクテーション(音源の書き取り練習)
・シャドーイング(音源の1秒後くらいに聞こえた通りに口に出す練習)
・音読(スクリプトを声を出して読む練習)
・同じ音源を細かいところが聞き取れるまで何度も聞く
・多くの種類の音源を聞く
・大量の音声を聞き流す
それぞれに提唱者がいますので、どれもそれなりに効果があるのだと思います。
ここでは「集中力」という観点で見てみます。
上のリストは集中力が求められる順に並べています。
集中力が最も求められるのがディクテーションです。聞こえた音の書き取りですから、集中しなければ無理です。
シャドーイングもそれなりに集中力が必要です。
逆に聞き流し系はあまり集中力は必要としてません。むしろ集中しなくても良いのが謳い文句になっているくらいです。
ということで、集中力を鍛えるなら上の方にある方法が効果が高いです。
私自身もシャドーイングを通じて、英語がくっきり聞こえるようになった経験があります。
ただし、集中力を鍛える系のトレーニングは、労力がかかるのと、時間的に多くの英語に触れることが出来ないのが課題です。
ですから、そこをカバーするために最終的には集中力を鍛えるトレーニングと幅広い音源を聞くことの組み合わせがベストです。
しかし、まず順番としてくっきり聞き取れるようにするためにはディクテーションやシャドーイングなどの集中力を高めるトレーニングから入るのが効果が大きいということです。
最後までありがとうございました。